文:太田安治/モデル:木川田ステラ、小野塚雅人/写真:柴田直行、松川 忍
立体メッシュ構造が生むスッカスカの通気性
![画像: KUSHITANI K-1945 メッシュベスト [サイズ] M、M/2W、L、L/3W、LL、LL/3W、XL [カラー] ブラック [メーカー希望小売価格]税別13,800円](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/08/03/0204d1a878e50d7cba6bdcede95b3866a9077882_xlarge.jpg)
KUSHITANI K-1945 メッシュベスト
[サイズ] M、M/2W、L、L/3W、LL、LL/3W、XL
[カラー] ブラック
[メーカー希望小売価格]税別13,800円
通気性に優れたナイロンメッシュ生地は90年代からライディングウエアに使われはじめ、涼しさと乾きやすさで夏場の快適性が劇的に向上。今やライディングウエアには欠かせない素材となっている。
しかしどれほど通気性の高いメッシュ素材を採用していても、プロテクター部分の風は抜けない。ライディングジャケットは肩、肘、背中にプロテクターを装備した製品が増えているが、ジャケットを脱ぐとプロテクターと接していた部分だけ、下に着たTシャツが汗で濡れていることがある。つくづく夏物の快適性と保護性能の両立は難しいと思う。

見るからに通気性が高いメッシュ構造。背中や胸部にプロテクターが装備されていても風が抜けて涼しさを保つ。
そこで注目したのがクシタニのメッシュベスト。もともとは暑い時期でもレザージャケットを快適に着るために開発された製品で、ポリエステル素材を3D(立体)メッシュ構造とした生地が特徴。通常のライディングジャケットは走行時の前傾姿勢や風圧によってジャケットと体がほぼ密着した状態になるが、3Dメッシュ生地は約4mmの厚さがあるので密着することがなく、高い通風性を維持できる。
レザージャケットの下に着ることで夏場の快適性が高まるのは当然だが、メッシュジャケットと組み合わせればさらに涼しさが増し、チェスト(胸部)プロテクターを付けたときの暑苦しさも大幅に軽減してくれる。見た目以上の効果に驚くはずだ。

柔軟なポリエステル繊維を約4mm厚の立体構造とした独自の3Dメッシュ素材が圧倒的な通気性能を生んでいる。
着丈が短めなのでスポーツジャケットの下に着てもはみ出さない。通風性の妨げになるポケット類は付いていない。
革ジャンや3シーズンジャケットの下に着ることで対応温度域が広がる。汗をかいても肌に張り付かないので快適。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
機能的には文句なし。ライダーの動きも妨げないし、重量も330g(Lサイズ実測)と軽く、着心地もいい。3Dメッシュ生地の密度、厚み、硬さを変えることで、さらに通気性を高めたバージョンも作れそう。
文:太田安治/モデル:木川田ステラ、小野塚雅人/写真:柴田直行、松川 忍
KUSHITANI K-1945 メッシュベスト
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