磨けば輝く金属パーツとちがい、時間の経過とともに劣化していく樹脂パーツ。だけどまだあきらめちゃいけない! 最新ケミカルを使えば新車の輝きを取り戻せるかも!
文:太田安治/写真:南 孝幸、松川 忍、柴田直行/モデル:平嶋夏海
文:太田安治/写真:南 孝幸、松川 忍、柴田直行/モデル:平嶋夏海
白化した未塗装PP樹脂のくすみを取る方法
リアフェンダーやウインカーボディ、ミラーボディ、スクーターのステップフロアなどに多く使われているPP(ポリプロピレン)樹脂は、日に当たると徐々に艶が消えて白っぽくなる「白ボケ」が発生する。
表面が毛羽立った状態なので、ワックスを塗っても効果は一時的。バーナーで炙って毛羽立ちを溶かす荒技もあるが、失敗すると取り返しがつかない。DIYケアなら毛羽立ちの隙間を樹脂で埋めるケミカル剤を使って対処した方がいい。
艶を出すためのケミカルがある!
PITGEAR「ガラスコート プロ艶」
「プロ艶」はスイッチ周りなどにも使える!
未塗装樹脂全般に対応しているので、左右のスイッチボックスやウインカーボディ、バックミラーボディにも使える。黒い部分が引き締まるとオートバイが若返ったように感じる。
手軽に塗れるスプレータイプもある!
光沢復活剤の仕上がりに満足できないなら専用スプレーの出番だ。
マスキング作業が必要になるが、通常の塗料だと簡単に剥がれてしまうPP樹脂、ABS樹脂にも直接塗れるのが便利。塗装なので白ボケは完璧に解消できて小傷も埋まり、黒々とした質感が蘇る。
使ったスプレーはこれ!
デイトナ「PP樹脂ブラック ツヤなし」
文:太田安治/写真:南 孝幸、松川 忍、柴田直行/モデル:平嶋夏海