電波ソーラーで方位・気圧/高度・温度を計測できるトリプルセンサーを搭載、さらに便利な「日の出・日の入時刻表示」も!
CASIOの腕時計といえばG-SHOCKを思い浮かべる人が多そうだが、アウトドアでの実用性を求める人からはPRO TREK(プロトレック)ブランドも厚い支持を得ている。
プロトレック製品に共通しているのは、シンプルな外観で視認性と操作性が高いこと。もちろん、G-SHOCKと同じくタフネスさも魅力だ。
さてそんなプロトレックから、新たな定番モデルとなりそうなニューモデルが登場した。
このPRW-30は、登山者に定評のある「クライマーライン」のシリーズとしてラインナップ。プロトレックの代名詞的な機構「トリプルセンサー」も搭載している。
トリプルセンサーは、方位・気圧/高度・温度を計測できるものだ。時計右側の3つのボタンをワンプッシュするとそれぞれ文字盤に表示される。
プロトレックは近年、アナログ・デジタル混合のモデルも増えているが、デジタル表示のみのモデルの魅力は、トリプルセンサーをはじめとするさまざまな機能が使いやすいことだろう。
またPRW-30は既存のこれまでのモデル以上に視認性を上げており、非常に「見やすい」というのも特長だ。
一昔前のトリプルセンサー付きモデルは、ケース径が大きく、重量も重くなってしまっていたが、現行の他のモデル同様に軽量・コンパクト化を果たし、サイズは51.6×45.2×12.3mm、重量は66gまで抑えられている。
駆動はソーラー。しかも電波時計のため、メンテナンスは日常の不要といえる。世界6局の標準電波を受信し、時刻を自動修正するため、海外旅行でも重宝するはず。
タフネスさは他のモデル同様、CASIOならではのもの。10気圧防水仕様で、ツーリング中に豪雨にあおうと心配無用。
旅ライダーに嬉しい機能「日の出・日の入時刻表示」も備わっている。朝日を見に行くツーリングではもちろん、暗くなる前に宿やキャンプ場へ入りたい、そう思ったときに大いに役立つ機能だ。
プロトレックがこれまで培ってきた技術を投入しながら、PRW-30シリーズは価格はいずれも税込5万円を切っているというのも大きな魅力。
アウトドアウォッチを探していた方、ぜひ候補のひとつに入れてみてはいかがだろうか。
購入の検討時に注意すべきは色選び。バリエーションは一挙にさまざまラインナップされた。一度購入すると、めったなことがない限り壊れない、しかも電池も切れない。5年、10年使うことを思い描いて、選択をするのがおすすめだ。
プロトレック「PRW-30」シリーズは3種・計5つのバリエーションで展開
当シリーズは、「PRW-30」「PRW-30Y」「PRW-30AE」の3種をラインナップし、価格も異なる。
PRW-30
PRW-30Y
「PRW-30Y」は、ケースのステンレススチール部にイオンプレーティング(IP)処理が施されている。簡単にいうと、ケースの塗装がはがれにくいというのが特徴。
PRW-30AE
「PRW-30AE」はカラビナタイプの交換用バンドが付属している。
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プロトレック「PRW-30」「PRW-30Y」「PRW-30AE」の主な機能
●タフソーラー(ソーラー充電システム
●10気圧防水機能
●電波受信機能:自動受信(最大6回/日)(中国電波は最大5回/日)/手動受信、<日本>受信電波:JJY、周波数:40kHz/60kHz(福島/九州両局対応モデル) <北米地域>受信電波:WWVB、周波数:60kHz <ヨーロッパ地域>受信電波:MSF/DCF77、周波数:60kHz/77.5kHz <中国>受信電波:BPC、周波数:68.5kHz
ホームタイム設定を受信可能な都市に設定すると、都市に合わせた局を受信します。尚、時差は選択した都市によって設定されます。●ワールドタイム:世界48都市(31タイムゾーン、サマータイム設定機能付き)+UTC(協定世界時)の時刻表示、ホームタイムの都市入替機能
●方位計測機能:16方位・方位の角度(0~359°)を計測、東西南北をグラフィック表示、方位連続計測(60秒)、ベアリングメモリー(目標(目的地)の方位を記録して記録した方向を示す)、磁気偏角補正機能、方位補正機能(2点補正)
●気圧計測機能(計測範囲:260~1, 100hPa、1hPa単位)、気圧傾向グラフ(42時間分)、気圧差インジケーター(±10hPa)、気圧傾向インフォメーションアラーム(特徴的な気圧の変化が起こった場合に矢印と報音でお知らせします)
●高度計測機能/相対高度計(計測範囲:-700~10,000m、1m単位)、高度差インジケーター(±3000m)、高度傾向グラフ、計測間隔設定機能(5秒/2分毎)※最初の3分間のみ1秒毎、高度メモリー(計測年月日・時刻・高度を最大30本マニュアルメモリー)、自動記録データ(最高/最低高度、オート積算(上昇/ 下降)メモリー)
●温度計測機能(計測範囲:-10~60℃、0.1℃単位)
●日の出・日の入時刻表示
●ストップウオッチ(1/10秒、1000時間計、スプリット付き)
●タイマー(セット単位:1分、最大セット:24時間、1秒単位で計測)
●時刻アラーム 5本(1本のみスヌーズ機能付き)・時報
●バッテリーインジケーター表示
●パワーセービング機能(暗所では一定時間が経過すると表示を消して節電します)
●フルオートカレンダー
●12/24時間制表示切替
●耐低温仕様(-10℃)
●操作音ON/OFF切替機能
●LEDバックライト(フルオートライト、スーパーイルミネーター、残照機能、残照時間切替(1. 5秒/ 3秒)付き)
●フル充電時からソーラー発電無しの状態での駆動時間
機能使用の場合:約6カ月
パワーセービング状態の場合:約22ヵ月
※電波受信が行われない場合は、通常のクオーツ精度(平均月差±15秒)で動作します。
※高度計は気圧変化を高度に変換する相対高度計です。気圧が気象
条件により変化すると、計測値の高度も変化します。
文:西野鉄兵