象徴的なセンターアップマフラーは健在!
2020年8月21日、ホンダが新型スーパースポーツモデルの「CBR600RR」の詳細情報を発表しました。
このマシンは、先んじてホンダのホームページ上で、プロモーションビデオが公開されていました。
さらに、8月9日の全日本ロードレース開幕戦で、実車をサプライズ展示。大きな話題となりました。
それでは、今回発表された詳細情報をお伝えします!
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量:599cc
メーカー希望小売価格:税込160万6,000円
発売日:2020年9月25日(金)
CBR600RRは、2003年7月に初代モデルが登場。その後、モデルチェンジを重ね、2013年3月発売のモデルを最後に、公道仕様モデルは国内ナインナップから姿を消しました。
約7年の月日を経て、今回発表された新型CBR600RRは、従来モデルからの特徴である、高出力かつ扱いやすい出力特性と俊敏なハンドリングに磨きをかけたとのこと。
従来モデル同様に、市販車によるプロダクションレースのベースモデルを想定していながら、ワインディングなど公道での扱いやすさを追求しています。
パワーユニットは、カムシャフトやクランクシャフトの材質を変更し、高回転化が図られました。また、インレットポートの形状変更や、スロットルボア径の拡大、効率を向上。これにより最高出力は89kW(121PS)/14000rpmを実現しています。
電子制御装備としては、「ライディングモード」を搭載。モードは3段階で、任意で設定を行なえるユーザーモードを2つ用意。
出力特性とスロットルレスポンスを司るパワー(5段階)、トラクションコントロール(9段階+オフ)、ウイリーコントロール(3段階+OFF)、エンジンブレーキコントロール(3段階)といった4種の切り替えが可能となっています。
スタイリングは、サーキットでの運動性能を追求した空力性能と機能美を併せ持つ外観に。従来モデルから防風効果とハンドリングの向上が図られました。
また、CBR1000RR-Rなどと同様にダウンホースを発生させる「ウイングレット」をフロントカウル左右に装備しています。
カラーはご覧の1色。ホンダのレーシングテクノロジーを象徴するトリコロール。カラー名称は「グランプリレッド」です。
より詳しい情報は、月刊『オートバイ』10月号(9月1日発売)で徹底的にお伝えします!!
まとめ:西野鉄兵
ホンダ新型「CBR600RR」の主なスペックと価格
全長×全幅×全高 | 2030×685×1140mm |
ホイールベース | 1375mm |
最低地上高 | 125mm |
シート高 | 820mm |
車両重量 | 194kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 599cc |
ボア×ストローク | 67.0×42.5mm |
圧縮比 | 12.2 |
最高出力 | 89kW(121PS)/14000rpm |
最大トルク | 64N・m(6.5kgf・m)/11500rpm |
燃料タンク容量 | 18L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 24゜06' |
トレール量 | 100mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W) |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 160万6000円(税込) |