
(左)レブル250と筆者・西野。(右)CB250Rと中村パイセン。フライパン振りかぶってます。
行ってきました、レブルでキャンプ!
いやあ、やっぱりキャンプはいい。しかも快晴。向かったのは八ヶ岳のふもと野辺山高原にある爽快なキャンプ場。

Honda Rebel 250
総排気量:249cc
メーカー希望小売価格:税込59万9,500円
レブルもいい! 高速道路は快適だし、シート高は低くて安心感があるし、何よりかっこいい!
唯一困ったのは、積載です。
今回は「レブルでどうやってキャンプ道具を持っていったのか」、その方法について書きます!
レブル250でキャンプ道具を持っていく方法
バイクにより積載性の高さはさまざま。それにより荷物は増減するでしょう。
ノーマル状態のレブル250は、はっきり言ってかなり荷物が積みにくい車種です。
(アクセサリーパーツで、リアキャリアやサドルバッグサポートは用意されています)

荷掛フックはどこにも備わっていません。しかもリアシートの座面が狭い。
でも、それだけで「キャンプツーリングができないバイク」とは呼びたくないし、荷物を極端に減らすのも嫌だ!
というわけで、普段のキャンプツーリングに持っていく荷物を一切減らすことなく、パッキングを試みました。
〈西野のキャンプツーリングの荷物〉

ご参考まで
【キャンプツーリング 持ち物リスト】
★キャンプで必ず持っていきたいもの
・テント
・テントのポール
・ペグ
・グランドシート
・シュラフ(寝袋)
・エアーマット
・ストーブ(煮炊き用の火器)
・ランタン
・ヘッドライト
・食器類(鍋・フライパン・シェラカップ)
・ナイフやハサミ、マルチツール
・タオル
★キャンプであると便利なアイテム
・椅子
・テーブル
・焚き火台
・ライター・チャッカマン
・着火剤
・軍手
・うちわ
・まな板
・調味料
・水筒と水袋
・保冷バッグ
・トイレットペーパー
・キッチンペーパー
・ウエットティッシュ
・デオドラントシート
・洗面用具(歯磨きセット・ひげそりなど)
・虫よけスプレー
・かゆみ止め
・ばんそうこうなど救急キット
・シュラフカバー
・サンダル
・折り畳み傘
・エコバッグ
・ロープ
・ストレッチコード
★電子機器類
・モバイルバッテリー
・スマホの充電ケーブル
・カメラ
・ラジオ
★衣類
・着替え(下着と靴下、Tシャツなど)
・防寒着
・レインスーツ
・バッグのレインカバー
・(メガネ)
・(コンタクトレンズ用品)
★その他、ツーリング時にあると便利なもの
・地図
・筆記用具
・ボディバッグ
(※お財布やスマホ、免許証などマストのものは記しておりません。お忘れなく!)
僕は普段のキャンプツーリングでは、上の写真にも写っているタナックスの「キャンピングシートバッグ2」(容量59L・拡張時75L)を愛用しています。
残念ながらこのバッグは、こぢんまりとしたレブルのリアシートには積めません。
そこで今回は、「小さめのシートバッグ + 大きめのザック」という組み合わせで対応することにしました。

積載したバッグは、ヘンリービギンズの「ツーリングシートバッグ DH-718」(容量33L・拡張時42L)。背負ったザックは容量40L(登山用品)。これで普段と同等の容量を確保。
シートバッグには主にキャンプ道具を入れ、ザックには着替えや防寒着、レインウエアなどを入れています。シートバッグは、左右の重さが均等になるように荷物を詰めましょう!
レブル250にシートバッグを積む!
シートバッグを小さめのものにしたとはいえ、荷掛フックのないノーマル状態のレブルに積むのは至難の業。
なので、荷掛箇所を増設するこんなアイテムを使いました。

タナックス「プレートフック3」

ナンバープレートと供締めすることで荷掛箇所を増設するシロモノです。

デザインがよく、悪目立ちしないのもこの製品のいいところ。
これで後ろ側に取付ベルトを引くことが可能に。といっても、テンションをかけすぎるのは、強度的に心配。
なので今回はまず、前側のベルトをグイグイ引きました。

前側は取付ベルトを通す箇所はたくさんあります。僕はリアショックの付け根を使いました。
で、後ろは抑える程度の気持ちで。力の配分のイメージは前8:後2くらい。
これでがっちりと装着完了! 手で揺らしてもビクともしません。

ただそれでも、コーナリング時などの左右の揺れは少し気になります。

バッグの両サイドに備わっていたDリングを活用し、ロープで補強しました。ロープは、レブルのシートの下に通しています。
おまじない程度かなと思っていたのですが、そこそこに効果があり、よりいっそう揺れを軽減することができました。

ちなみに。取付ベルトと車体がどうしてもこすれてしまう。そんなときは養生テープを貼ると、バイクに傷がつきませんよー!
愛車に合ったシートバッグを選ぶコツ
僕はシートバッグを選ぶ際、必ずバッグの横幅がシートの横幅の3倍以下のものにする、と決めています。

レブルのリアシートの座面の場合、横幅は17~18cm。なので積めるバッグの横幅は最大で51~54cmまで。
経験上、3倍の長さを超えたバッグを積むと、とたんに不安定になるという印象です。逆に2倍くらいに抑えるとものすごく安定しますよ。
今回のシートバッグの横幅は50cm。ギリギリ、ジャストフィット。
シートバッグを積むことでザックを背負っていても疲れない!

こんな感じで、高速道路と一般道を合わせて約240km走行してキャンプ場へ。
「うわぁキツそう」と思った方もいるのでは?
じつは見た目ほど全然キツくないんです。
荷物はシートバッグが約10kg。ザックも約10kg。背負って歩いているときは、普通に重たく感じます。
でもバイクに乗っているときは、ショルダーストラップを程よく調整して、ザックの重さの大半をシートバッグに載せちゃう。
これで、ほとんど背負っていないかのような軽さで走れるわけです。

景色を楽しむ、キャンプを楽しむ、そんな旅なら問題なく満喫できます。
しかも、このパッキング方法はゆったりとしたライディングポジションのレブルと相性抜群。
レブルはとってもいいバイク、キャンプだってじつはけっこう簡単に楽しめるんですよー!
文:西野鉄兵/写真:森 浩輔、西野鉄兵

このキャンプツーリングの模様はまた後日お伝えします! CB250Rで走った中村パイセンの記事もお楽しみに~!
今回のキャンプ地は長野県川上村の「五光牧場オートキャンプ場」。敷地が広大すぎてビビりました。標高1300mで涼しい、炊事場の水は超冷たい天然水、トイレも綺麗でウォシュレット付き、おすすめです!