レオンアート「トラッカー125」「パイルダー125」試乗インプレ・車両解説
人気の125cc市場にまた新しい選択肢!
スペイン「レオンアート」が日本に送り込んできたモデルは、6速ミッションの水冷2気筒とシンプルな空冷単気筒の125cc。これが、面白いくらいに好対照!
トラッカーは、シンプル極まりないモデルで、なんとも昔懐かしい、まるでカスタムバイク。そこそこのパワー、そこそこの車体という組み合わせで、チョイ乗りしたら楽しいかも、ってモデル。
キモは何と言ってもかわいらしいスタイリング。目を三角に吊り上げて「ハンドリングガー」とか「エンジンパワーガー」なんてモデルじゃないけど、素材感がいい。これ、自分なりに手を加えていって、オシャレに街乗りしたくなるモデルでした。
対してパイルダーは、コレホントに125cc?っていう力強さ。ヨーロッパでの125cc上限パワーを発揮していて、振動なく、高回転の伸びが気持ちいい!
それでも、アメリカンな車体デザインに片持ちスイング、倒立フォークにセパハンという謎の組み合わせで、なんでコレ普通のスポーツバイク作らなかったかなぁ、って印象。これもトラッカーと同じく素材感があふれていて、今後の展開に期待が持てそうな1台でした。
まだまだ輸入モデルのファーストロットということで、懐かしさと新しさ、そして素材感が目立つレオンアートだけれど、125ccオーナーって物好きな人も多いから(笑)ヒトが乗ってないモデルが大好きなはず! そんなひと、お勧めですよこのテイスト♪
日本総代理店ウィングフットによると、レオンアート本社はいろいろこちらの要望も聞いてくれそうで、今後の輸入ニューモデルも検討中だって。人気の125ccクラスに、またひとつ魅力的な選択肢が増えました!
「Leonart」(レオンアート) とは?
2004年にスペイン・バルセロナで生まれた若いメーカー。現時点で125㏄専門ブランドで、今回紹介したトラッカーとパイルダーのほか、水冷2気筒シリーズとして、デイトナ/デイトナX/ヘリテイジ/ベッセルの各モデルを国内に導入。国内総代理店はウィングフット。