というわけで、いつものカビィさんに相談したら「ヘッドライトだけじゃなくフルLEDにしてみたら?」とのこと。まじか。
そもそもなんでLEDなのか
LEDのメリットといえば、明るいとか、長持ちとかそういうとこだと思うんですが、自分の場合はそのあたりはあんま気にして無いんですよね。むしろ「大手国産メーカーによる白熱電球の生産が終了してるなか、いつまでライトバルブを入手できるのか」って不安があるんですよ。
あと、ドラレコつけたし、バッテリーへの負担減らせるならなお良しって感じ。
というわけでLED化。でカブ専門店カビィさんの言うフルLED化ですよ。つまりすべてLED。具体的に言うとこんな感じ。
・ヘッドランプ(ハイ/ロー)
・ポジションランプ※スーパーカブの場合、1992年以前のヘッドライトスイッチ付モデルのみ。
・前後ウィンカーランプ
・メーターランプ
・ニュートラルランプ
・ウィンカーインジケータランプ
・テール/ストップランプ
これ全部LEDにしちゃおうというわけ。
というわけでカビィ影山さんよろしくお願いします。
あいよー。
ヘッドランプは、取り付け実績もあってイチオシのスフィアライトです。スーパーカブのライトケースは狭いので、ちょっと加工しますけどね。
そのほかの部分は、うちで最近取り扱い始めた北海道のノースロードさんのLED化キットです。これはリレーもついてて超優秀。
ただ、このキットだとポジション球がないので、それは単品で用意します。
早速取り付けるのだ。
とはいえ、基本的にはほぼ問題なし。難しいといえば、ヘッドライトケースに色々おさめることくらい。あと、年式とか車種にもよるけど、ギボシを付け替えるとこはあるはず。
というわけで完成。割とあっさりでした。さすがプロは早いね。
自分も影山さんも昭和の人間なんで、「時代の流れだからね-」くらいの感じで作業してたんですが、完成が近づくにつれなんか無性にワクワクするものがありますな。
LEDを毛嫌いする人もいると思うけど、これちょっと楽しいよ!
で、せっかくだからノーマルのバルブと比較するのだ。
とりあえず比較なので、どちらの車両も露出(シャッタースピード/絞り)、ISO感度、ホワイトバランスはそろえてます。
まずはヘッドライト&フロントウィンカー。左がLEDで右がノーマルバルブね。
ちなみにウィンカーの点滅タイミングは編集してざっくりと合わせてます。
タイミングずれてると見てて具合悪くなるので。
条件は、「f5.6、SS1/60、ISO200、WB5560K」こんな感じ。
みてくれました? 明らかに明るいでしょ!?
あと、ウィンカーが光るときに、ぼわってならずにキレがあるとこも好き。
視認性も高そう。
お次はテール/ストップランプとリアウィンカー。
こちらも条件は条件は、「f5.6、SS1/60、ISO200、WB5560K」こんな感じ。
こうしてみると、テールランプはどっちもニジニジ点滅してるのね。ま、これはどっちも走行してアクセル開ければ落ち着くはず。
ストップランプのカッ!って感じが良いでしょ。
でね、最後にヘッドライトの照射範囲。これまでの動画で「違うけど、そこまでじゃないじゃん」って思ってるかもだけど、実際にはかなり違うのよ。お願いだから見てみて。
今回のデータは「f4、SS1/60、ISO400、WB5560K」。で、約6.5m先の壁面に向かって照射。具体的にはLEDが約6.572m、ノーマルバルブが約6.595m。
照射範囲をわかりやすくするために、暗めにしてるのでノーマルが凄く暗く見えるけど、実際には「普通のカブだな」って感じの明るさ。逆に言えば、この動画よりもLEDはさらに明るい。
どうです、良いでしょ!
というわけで、予想以上に良い感じで実にうれしい。
あ、そうそう。「明るくしたいけど、LEDは嫌い!」って人はハロゲン球にするとかなり違いますよ。
ノーマルのバルブからこれに変えるだけでもかなり違う。と、いうかLED化する前はこれつけてて、明るさ自体に不満はなかったんですよ。ただ、LEDはハロゲンより明らかに爆光ですぞ。
まとめ
というわけでフルLEDしちゃいましたよ。これで、ツーリング行くときにたくさんバルブもってかなくても済むのはありがたい。
ただひとつだけカビィさんから注意点。
うかつにヘッドライトケースあけると、しまえなくなるかもよ。頑張ってね。
なるほど、やらかす予感しかしない。
写真・文:若林浩志