キャンプ道具は「自分が満足できる装備」が正解
バイクでのキャンプは「大変」「難しい」「ハードルが高い」なんてよく聞くけど、まったくそんなことはまったくありません。キャンプ歴15年ほどになる編集部西野もはじめは寝袋しか装備を持っていませんでした。当時はそれでも楽しくて仕方なく、寝袋をリアシートに括り付けては遠出をしていたものです。そのうち、お金をためてテントやマットを買い足していきました。
キャンプツーリングの装備の正解は「いまの自分が満足できること」。これに限ると思っています。あとは、安全に積載・収納さえできればOK。
バイクの場合、持っていける荷物の量に制限があるため、コンパクトな道具はそれだけで魅力となります。逆に、軽さに関しては登山や自転車に比べたらシビアにならなくても大丈夫。
近年は約25年ぶりのキャンプブームともいわれています。そのおかげで、安くて便利なキャンプ用品は、アウトドア専門店をはじめ、オンラインショップでも手に入る時代になりました。
じつはいま、もっともキャンプを始めるのに好都合なのです。キャンプツーリングなら「密」も極力避けられるし、いまこそ始めてみませんか? 今回はキャンプを始めたばかりの方と、これからキャンプにトライしたいと思っている方へ向け、道具選びと誰でも使える簡単なテクニックを紹介します!
キャンプツーリング 持ち物リスト(一例)
キャンプで必ず持っていきたいもの
・テント
・テントのポール
・ペグ
・グランドシート
・シュラフ(寝袋)
・マット
・ストーブ(煮炊き用の火器)
・ランタン
・ヘッドライト
・食器類
・ナイフやハサミ、マルチツール
・タオル
キャンプであると便利なアイテム
・椅子
・テーブル
・焚き火台
・ライターやチャッカマン
・着火剤
・軍手
・うちわや扇子や火吹き棒
・まな板
・調味料
・水筒や水袋
・保冷バッグ
・トイレットペーパー
・キッチンペーパー
・ウエットティッシュ
・デオドラントシート
・洗面用具(歯磨きセット・ひげそりなど)
・虫よけスプレー
・かゆみ止め
・ばんそうこうなど救急キット
・シュラフカバー
・サンダル
・折り畳み傘
・エコバッグ
・ロープやストレッチコード
電子機器類
・モバイルバッテリー
・スマホの充電ケーブル
・カメラ
・ラジオ
衣類
・着替え(下着と靴下、Tシャツなど)
・防寒着
・レインスーツ
・バッグのレインカバー
・(メガネ)
・(コンタクトレンズ用品)
その他、ツーリング時にあると便利なもの
・工具
・地図
・筆記用具
・ボディバッグやリュック
バイクでいくキャンプにおすすめの道具
マットは「空気を入れるタイプ」がコンパクトになる
寝袋は「羽毛」がコンパクト
ペグは「鍛造」が人気
ランタンは電池式がラク
モバイルバッテリーを忘れずに
椅子のあるなしで快適性は大きく変わる
コンパクトにこだわり過ぎず個性を出したい!
次のキャンプから簡単に実践できるテクニック
サンダルでリラックス
紙類は3種類あるといい
収納袋はひとまとめに
ポールは真ん中から畳みましょう
鍋料理は簡単で身体が温まる
嵩張る防寒着はカイロに変換できるかも
文:西野鉄兵/モデル:葉月美優/写真:松川 忍