文:木川田ステラ、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
【比較】足つき性・ライディングポジション|ホンダ「CBR250RR」・カワサキ「Ninja ZX-25R」
ホンダ「CBR250RR」
シート高:790mm
ライダーの身長・体重:163cm・42kg
ハンドル位置が低くシートが高い、やや強めの前傾なのでロングランではきつく感じるかもしれないが、スポーツライディングで伏せたときやコーナリング時の一体感はクラスの中でも随一。足つきはかかとが浮く程度。
カワサキ「Ninja ZX-25R SE KRT EDITION」
シート高:785mm
ライダーの身長・体重:163cm・42kg
ニンジャ250よりもハンドルが4cmほど低く、垂れ角はニンジャより大きめ。ステップ位置もやや後ろでスポーツライディング向きだが、街乗りが辛いというほどではない。ニンジャよりも10mm低いシート高で足着き性は良好だ。
【比較】タンデムのしやすさ|ホンダ「CBR250RR」・カワサキ「Ninja ZX-25R」
ライダーの身長・体重:176cm・62kg
パッセンジャーの身長・体重:163cm・42kg
ホンダ「CBR250RR」
全体的に体が高めになるタンデムシート位置で、ステップ位置や膝位置も高め。その分、ライダーの腰上をガッシリとニーグリップしてホールドさせやすく、かなり安定感を得ることができました。グラブバー代わりのグリップがつかみやすく、しっかり体を支えられ、高く広々とした視界で、タンデムを存分に楽しむ事ができました。(木川田ステラ)
カワサキ「Ninja ZX-25R SE KRT EDITION」
ライダーより一段高いシートに座ると、視界が広々していて、景色を存分に楽しめます。ニーグリップしやすいヒザの角度で安定感をしっかり得ることができ、ちょうどいいステップ位置のおかげで、カーブなどでは体がずれないように踏ん張れます。ライダーに抱き着きやすい位置なので、安心してタンデムを楽しめました。(木川田ステラ)
【比較】取り回し|ホンダ「CBR250RR」・カワサキ「Ninja ZX-25R」
ホンダ「CBR250RR」
車両重量:168kg
ハンドル自体は低くセットされ、垂れ角も多めだが、スリムでコンパクトな車体のおかげで取り回しの苦労は少なそう。
ハンドルの位置は低いですが、バイクがスリムで軽いので、押し回しは特に不自由なく、スイスイこなせます。スーパースポーツらしく、ハンドルの垂れ角が大きいですが、特に不自由はありませんでした。ただ、私は腰をタンクに当てて押し歩きをするクセがあるのですが、マットブラック塗装の表面がサラサラしていて、力を入れたい場面でちょっと滑るのが気になりました。(木川田ステラ)
カワサキ「Ninja ZX-25R SE KRT EDITION」
車両重量:184kg
CBR250RRに比べるとさすがに車体幅が太く、ハンドル位置も高めなのが見て取れる。幅以外の車格に関しては他の250スポーツといい勝負。
最初にZX-25Rを見た印象は案外コンパクトで思っていたより大きくなくて安心しました。バイクの押し歩きをするときは、さすがに4気筒なので、他の250㏄スポーツで押し歩きするよりもより重く感じたのですが、押し始めるとその重さを忘れるぐらい、普通に取り回せます。ハンドルの高さもちょうどよく力を入れやすいし、車重が重い分安定感もしっかりあるから、押し歩きにも不安はなかったです。(木川田ステラ)