相次ぐスーパースポーツが登場し、スポーツ一辺倒な進化が続いた80年代。HY戦争を勝ち抜いたホンダもただ手をこまねいて見ているだけではなかった。「ここまでやるのか、新しいNSRは…」。レーサーレプリカブームはいよいよ先鋭化という、出口なき局面へ突入していく。
ホンダ「NSR250R」(MC16)各部装備・ディテール解説

タコメーター内に水温計を埋め込み、レーサー転用時にスピードメーターを外しても必要な情報が得られる。

ロードレーサー風のブリーザーを装備。伏せ姿勢を取りやすいように上面はフラットな形状となっている。

ラバーのみのシートだが意外にもクッション性は十分。シートカウルのデザインもワークスNSRと同一。

S字断面の3本スポークホイールはフロント17インチ。GPでもフロント16インチは時代遅れになりつつあった。

前シリンダーが水平に近かったNS250に対し、NSRは水平以下にセット。2ストエンジンに不可欠な排気デバイスRCバルブもワークスNSRに先駆けて市販NSRが初採用した。

NSに続いてアルミフレームを採用したNSR。ワークスNSRと同じくエンジンをリジッドマウントし、軽量高剛性な車体に仕上げていた。写真は90年モデルのもの。