ハイスペックな最新装備を取り入れながら、タイガーシリーズでもっともお求めやすい価格でデビュー
トライアンフが2021年のニューモデル「タイガー850スポーツ」を発表しました。アドベンチャーモデルの伝統ブランド「タイガー」シリーズの新機種として、日本でも販売されることが決定しています。
トライアンフモーターサイクルズジャパンは、このモデルを「ロードにフォーカスした多用途アドベンチャーバイク」と発表。総排気量は887cc。タイガー850スポーツ専用の並列3気筒エンジンを搭載しています。
2020年4月、トライアンフはブランニューモデルの「タイガー900」シリーズを発売。今回発表された「タイガー850スポーツ」は、このタイガー900と多くのパーツを共有し、スタイリングも近似した印象に仕上がっています。
タイガー850スポーツの特徴は、扱いやすさ。エンジン形式や排気量は同等ですが、出力特性がタイガー900シリーズと比べると穏やかな仕様に。タイガー850スポーツの最高出力は、85PS/8500rpm(タイガー900シリーズは95.2PS/8750rpm)。
特筆すべきは、税込139万円という価格です。タイガー900および、ロングセラーのタイガー800シリーズの現行モデルの価格は158万円~189万400円。タイガーシリーズのラインナップでもっともお求めやすい価格設定となりました。
しかし、高性能な装備や多彩な電子制御システムはしっかりと搭載されています。
タイガー900シリーズ同様に、ブレーキはブレンボ製のスティルマやマルゾッキ製のサスペンションを採用。スロットルバイワイヤを搭載し、2つのライディングモードの選択が可能。トラクションコントロールやアシストスリッパークラッチも備わっています。
灯火類はフルLED。メーターは5インチのTFT液晶を採用。12V電源ソケットも装備。
タイヤサイズはフロント19インチ、リア17インチで、トライアンフがいうとおりオンロードを主軸に置いたもの。シート高は、810mm⇔830mmで調整が可能となっています。
燃料タンク容量はタイガー900シリーズと同様の20L。オプションパーツではパニアケース類も充実し、ロングツーリングを快適に楽しみたい方をサポート。
カラーバリエーションは、2色の設定。早くも2020年11月18日から全国トライアンフ正規販売店で予約注文の受付を開始しました。発売時期は2021年2月となります。
まとめ:西野鉄兵
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カラーバリエーションは「グラファイト/ディアブロレッド」と「グラファイト/カスピアンブルー」の2色が発表されました。あなたはどちらのカラーが好きですか? ポチっとお選びください。
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トライアンフ「タイガー850スポーツ」主なスペックと価格
全長×全幅×全高 | 2250×830×1410-1460mm |
ホイールベース | 1555mm |
最低地上高 | NA |
シート高 | 810-830mm |
車両重量 | 216kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒 |
総排気量 | 887cc |
ボア×ストローク | 78.0×61.9mm |
圧縮比 | 11.27 |
最高出力 | 63kW(85PS)/8500rpm |
最大トルク | 82N・m/6500rpm |
燃料タンク容量 | 20L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 24.6゜ |
トレール量 | 133.3mm |
タイヤサイズ(前・後) | 100/90-19・150/70R17 |
ブレーキ形式(前・後) | Φ320mmダブルディスク・Φ255mmシングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 139万円(消費税10%込) |