街乗りから遠乗りまでこなせるKTM「250 アドベンチャー」が日本でも発売
すでにその存在は海外で登場しており、日本での販売は? と気になっていた方も多いでしょう。11月19日、KTMジャパンが正式に発売することを決定しました!
KTMのアドベンチャーシリーズは、1290と790シリーズ(2021年モデルとして890も登場)の大型モデル、そして2020年には普通自動二輪免許で運転できる「390アドベンチャー」を発売。
今回加わった「250アドベンチャー」は、排気量248.8cc。日本では車検不要となるモデルで、シリーズでもっとも小排気量となります。
スタイリングは兄弟モデルと同じく、KTMらしさ全開のアグレッシブなデザイン。タイヤサイズはフロント19インチ・リア17インチ。キャストホイール&チューブレスタイヤを搭載したオンロード走行を主に想定されたモデルです。
エンジン形式は、水冷DOHC単気筒。フレームは、軽量なスチール製トレリスフレーム。車両重量は半乾燥で159kg、燃料搭載時でも170kgと非常に軽量な車体であることが分かります。
日本での直接のライバルとなるのは、オンロードを主戦場として捉えたスズキ「Vストローム250」やカワサキ「ヴェルシスX250」と思われるかもしれませんが、この2台はいずれも2気筒エンジンを搭載。また、ホンダ「CRF250ラリー」やヤマハ「ツーリングセロー」は単気筒エンジンとなりますが、いずれもオフロード志向が高く、目指している方向性は異なります。
つまり250ccのアドベンチャーモデルに、新たなまったく異なるタイプの選択肢が増えたともいえます。税込価格は67万9000円と、現状の同セグメント内においても魅力的な価格設定です。
サスペンションは、WP製。フロントはトラベル量170mmの倒立フォーク。リアはプリロード調整機能付きのモノショック(トラベル量177mm)。ブレーキは前後シングルディスクで、ブレンボグループのバイブレ製。250ccながらアシストスリッパークラッチを搭載しているのも魅力。
燃料タンク容量は14.5L。そこまで大容量とはいえないものの、400kmを超える航続走行が可能だということで、ロングツーリングも楽しみやすくなっています。
KTM「250 アドベンチャー」カラーバリエーション
カラーはオレンジとブラックの2色展開となります。
オレンジ
ブラック
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KTM「250 アドベンチャー」主なスペックと価格
ホイールベース | 1430mm |
シート高 | 855mm |
車両重量 | 約159kg(燃料除く) |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 248.8cc |
最高出力 | 22kW(30PS)/9000rpm |
最大トルク | 24N・m(約2.44kgf・m)/7250rpm |
燃料タンク容量 | 約14.5L |
変速機形式 | 6速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 100/90-19・130/80-17 |
メーカー希望小売価格 | 67万9000円(消費税10%込) |
まとめ:西野鉄兵