ヤマハ「トレーサー7 GT」車両概要
充実装備のグランドツアラー仕様
MT-07系の689cc水冷並列2気筒、CP2クロスプレーンエンジンを搭載した、ミドルクラスのアドベンチャーツアラーのトレーサー7。2020年に前身モデルの「トレーサー700」からマイナーチェンジを受け、LEDプロジェクターヘッドライトを採用してスタイリングをスマートに一新。同時にエンジンのユーロ5対応も図られ、車名もトレーサー7に改められた。
そして2021年モデルのトレーサー7では、2019年モデルのトレーサー700には設定されていたグランドツーリングバージョンのGTが、この「トレーサー7GT」として復活する。
トレーサー7GTのメカニズムやスタイリングは、スタンダードモデルのトレーサー7と共通。GTならでは、といえる大きな特徴は、ツーリング向けの装備が充実していることだ。
まずスクリーンが大型化され、防風効果をアップしライダーの疲労を軽減。さらにシートも長距離ツーリングもより快適にこなせる、快適さを大幅に向上させたものに変更された。
さらに専用デザインされたパニアケースが標準装備されている。容量は20Lでツーリングには欠かせない積載能力を強化し、しかも使い勝手も良好。ボディと同色で、装着しても違和感のないスマートなデザインも魅力だ。
ヤマハ「トレーサー7 GT」カラーバリエーション
ボディカラーはテックカモ、レッドライン、アイコングレーという、トレーサー7と同じ3色がラインナップされた。
テックカモ
レッドライン
アイコングレー
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ヤマハ「トレーサー7 GT」主なスペック
【全長×全幅×全高】2140×840×1290㎜
【ホイールベース】1460㎜
【最低地上高】140㎜
【シート高】835㎜
【車両重量】196㎏
【エンジン形式】水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
【総排気量】689㏄
【ボア×ストローク】80×68.6㎜
【圧縮比】11.5:1
【最高出力】73.4PS/8750rpm
【最大トルク】6.8kgm/6500rpm
【燃料供給方式】FI
【燃料タンク容量】17L
【ステアリングヘッド角/トレール量】24.8度/90㎜
【変速機形式】6速リターン
【ブレーキ形式 前・後】φ282㎜ダブルディスク・φ245㎜ディスク
【タイヤサイズ 前・後】120/70ZR17 ・180/55ZR17
※スペックはトレーサー7
まとめ:小松信夫