ホンダの125ccネイキッド・CB125Rが大きくモデルチェンジするのは、すでに欧州向けモデルが公開され話題となっていたが、2021年2月1日、待望の国内向け市販予定車の写真が解禁された。
125ccスポーツらしい小気味好い走りを味わえる
CB125RはCB1000Rを頂点とする新世代CBシリーズの最小排気量モデル。
フレームや倒立フォークなど兄貴分であるCB250Rと基本的に共通の構成を持ち、シリーズ共通の洗練されたカフェ風ネイキッドスタイルも印象的なスリムボディに、124cc水冷単気筒エンジンを搭載。
IMUで制御されるABSを装備するなど、排気量を感じさせない造りが魅力の、国内ではホンダ唯一のフルサイズ原付2種スポーツモデルだった。
新型CB125Rの最大の変更点は、その水冷単気筒エンジン。従来モデルのシングルカムから、DOHC4バルブに大きく進化していて、最高出力で約12%パワーアップされているだけでなく、最新の排ガス規制であるEURO5もクリアしている。
同時に倒立フォークも、シリーズの上級モデルであるCB650Rに採用されているものと共通な、ショーワ製SFF-BPフォークに変更されて大きくグレードアップ。セッティングはもちろん125専用で、定評のあった軽快なハンドリングをこれまで以上に洗練させている。
モダンでスポーティなスタイルは従来モデルそのまま。高回転まで回してエンジンの全力を振り絞り、俊敏にコーナーを駆け抜ける。そんな小気味好くスポーティな走りを堪能できる、125ccスポーツらしい魅力が詰まった1台だろう。
国内仕様車のスペックや価格・発売日は未定。新たな情報が入り次第、webオートバイでも速報でお届けする。
まとめ:小松信夫