文:太田安治/写真:南 孝幸
ゼロ発進、追い越し加速でパワーアップ実感!
![画像: アールズ・ギア「リアルスペック スリップオン」 サイレンサー形状、色、エンド素材など、好みに応じた仕様が選べる。写真はタイプS・チタンドラッグブルー・カーボンエンドタイプ。 [税込価格] タイプR・チタンポリッシュ:8万1400円 チタンドラッグブルー:8万6900円 タイプS・チタンポリッシュ:7万400円 チタンドラッグブルー:7万5900円 [対応車種] CBR250RR(2017年型~)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/02/02/67ed9192b2e5dc6e3c447f90e60b52fa380ee7f9_xlarge.jpg)
アールズ・ギア「リアルスペック スリップオン」
サイレンサー形状、色、エンド素材など、好みに応じた仕様が選べる。写真はタイプS・チタンドラッグブルー・カーボンエンドタイプ。
[税込価格]
タイプR・チタンポリッシュ:8万1400円
チタンドラッグブルー:8万6900円
タイプS・チタンポリッシュ:7万400円
チタンドラッグブルー:7万5900円
[対応車種] CBR250RR(2017年型~)
乗りやすさ重視の車種が多い250ccクラスの中にあって、高いスポーツ性を見せつけるのがホンダCBR250RR。8000回転から本領を発揮し、13000回転以上まで一気に吹け上がるエキサイティングなエンジン特性が最大の魅力だ。しかし市街地やツーリングで多用する4000~7000回転あたりの反応はやや眠たげで、高回転型エンジンに慣れていないライダーだと扱いにくく感じることもあるだろう。
そこで中回転域のトルクアップを図り、公道での乗りやすさを向上させるように開発されたのがアールズ・ギアのリアルスペックマフラー。2000回転台からノーマルを大きく上回るトルクを発生するので発進加速が力強く、4000回転近辺にあるトルクの落ち込みもカバーして追い越し加速性能も向上。ベンチデータでは最高出力も約1PSアップしている。
音量規制に対応した政府認証品ながら、フル加速中は弾けるような音質。スポーツモデルを駆っている充実感を堪能させてくれる。チタン製のサイレンサー部はノーマルの5.5kgに対して1.9㎏と軽く、CBR250RR本来の鋭いハンドリング特性がさらに高まっていることも魅力だ。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
スリップオンタイプながら公道での乗りやすさが確実に高まり、加速中のサウンドも耳に心地いい。さらに高回転パワーを高められるフルエキゾーストシステムも作って欲しいけど、価格的に難しいかな…。

軽快なイメージのショートサイレンサーを採用。スリップオンタイプなのでユーザー自身で簡単に交換可能だ。

スロットルワイドオープン時の弾けるようなサウンドもノーマルにはない魅力。スポーツマインドをかき立てられる。
文:太田安治/写真:南 孝幸