第1位-トライアンフ東京で2020年に売れたバイク-
ボンネビルT120
2020年にトライアンフ東京でもっとも多く売れたバイクは、ボンネビルT120シリーズでした!
ボンネビルT120という名称のバイクが初めて誕生したのは1959年のこと。伝統の「ボンネビル」ブランドが登場したのもこのときでした。
現代のボンネビルT120が、2020年に爆発的に売れた理由はいくつかあります。
そのひとつが限定モデルの展開です。2019年に「ボンネビルT120ダイヤモンド」と「ボンネビルT120エース」が登場。これによりT120は、再度注目を浴びました。そして、2020年には「ボンネビルT120バドイーキンス」を発売。
このランキングでは、レギュラーモデルのボンネビルT120とボンネビルT120ブラックのほか、バドイーキンス スペシャルエディションも含んでいます。
また、T120とともに人気のボンネビルT100から乗り換えるという方も多かったそうです(T100は総排気量900cc)。
T100とT120は、バイクを知らない人が見たらどちらも同じと思ってしまうかもしれません。けれど、見る人が見れば分かります。より濃く古き良きボンネビルのテイストを継承しているのは、T120です。
乗り味もT120の方がおおらかで、空冷時代のT100とも通ずるテイストを持っています。空冷T100オーナーである私西野も同じ方向性で乗り換えるなら現行T100よりも、現行T120を選ぶでしょう。
当然リッター越えの排気量のため、パワフルです。それでいて、ゆったりと走っていても味わい深い。大人の落ち着きのようなものがT120にはあふれていると、乗り比べてみて思いました。
ただ、これは好みの問題ともいえるでしょう。「外観はトラディショナル、だけどスポーティな走りを楽しみたい」という人にはT100のキビキビ感がしっくりきそうです。
2021年2月上旬現在、T100・T120ともに品薄状態が続いているそうですが、どちらかの購入を検討される際は、ぜひ実車を見比べて、できれば乗り比べてみることがおすすめ。テイストのちがいは、店舗周辺の試乗でもすぐに分かるはずです。
ボンネビルT100・T120は見た目のかっこよさもさることながら、荷物も積みやすくツーリングバイクとしてもよくできています。西野は、T100を通勤からキャンプ旅まで幅広く使っています。「バイクは一台」派の方にも打ってつけですよ。
2021年 注目の新型車
2020年のラインナップも魅力的でしたが、2021年はトライアンフにとってさらなる飛躍の年となるかもしれません。すでに新型車が3機種も発表されています。
トライアンフ「トライデント660」
トライアンフ「スピードトリプル1200RS」
トライアンフ「タイガー850スポーツ」
個人的にとくに気になっているのは「トライデント660」。ブランニューモデルにも関わらず、税込97万9000円という価格設定には驚かされました。2021年2月6日に販売開始されたばかりで、いまもっともホットな一台です。
このランキングは、また来年発表したいと思います!
文:西野鉄兵/写真:南 孝幸、トライアンフ/取材協力:トライアンフ東京
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