ヤマハ発動機のファクトリーチーム、モンスターエナジー・ヤマハ・MotoGPは2月15日に、2021年シーズンに向けてチーム発表会をオンラインで開催した。
 
※この記事は「ライディングスポーツ ドットコム」で2021年2月17日に公開されたものを転載しております。

発表会には、ヤマハ発動機MotoGPグループリーダーの鷲見崇宏氏、マネージングダイレクターのリン・ジャービス氏、チームディレクターのマッシモ・メレガリ氏、継続起用のマーベリック・ビニャーレス、新加入のファビオ・クアルタラロ、タイトルスポンサーのモンスターエナジーからスポーツ・マーケティングのシニア・バイス・プレジデントであるミッチ・コビントン氏が出席し、2021年型YZR-M1のカラーリングを公開した。

2021年はヤマハにとって、グランプリ活動60周年を迎えるアニバーサリーイヤーとなる。ヤマハモーターレーシング社長兼MS開発部部長である伊藤洋氏は、2021年に向けて次のようにコメントしている。

「シーズンの開幕を待ってくださっている世界中のヤマハMotoGPファンの皆さまにお礼を申し上げます。私たちヤマハ発動機のモータースポーツ開発部門はすでに、2021シーズンのスタートの準備を整えています。昨年はすべてのMotoGPライダー、チーム、スタッフにとって非常に厳しい1年でした。この間、ライダーとチームがともに協力し合い、さまざまな困難を克服してきましたが、今年も昨年同様、MotoGPのタイトル獲得のために力を合わせて取り組んでいきます。昨年の経験を生かしながら、その上に持ち前の創造性と創意工夫をプラスしチャンピオン獲得を目指します。私たちは自信を持っており、そのための準備もできています。4人の素晴らしいライダーたちを擁するMonster Energy Yamaha MotoGP TeamとPetronas Yamaha Sepang Racing Teamの成功を楽しみにしてください」

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画像: モンスターエナジー・ヤマハ・MotoGPが2021年チーム体制を発表【RIDING SPORT】

2017年にファクトリーチームに加入したビニャーレスは今年で5年目のシーズンとなる。2020年は厳しい状況の中でタイトル争いに加わり、1勝を記録し、ランキング6位となった。

「昨年はだれもが大変な思いをしましたが、今はそれらを過去のものとし、これからやって来る未来に気持ちを集中しています。セパン・インターナショナル・サーキットで予定されていた2回のテストがキャンセルとなり、YZR-M1のライディングまでもうしばらく待たなければならなくなりました。とても長い冬休みになってしまいましたが、オフシーズンの間に休養を楽しんだ後、今はシーズンのスタートをとても楽しみにしています。テストのチャンスはカタールテストだけなので、すぐにでも実力を発揮できるようにしていかなければなりません」

今シーズンから新たにチームに加入するクアルタラロは、2020年は2020年は初戦のスペインGPでMotoGPクラス初優勝を達成し、第2戦で連勝するなど、好調なスタートを切ったが、その後苦戦。トータル3勝目を記録しながら、ランキング8位に留まった。

「新しいチームで迎えるシーズンのスタートをとても楽しみにしています。これまでとは別の新しいスタッフのもとで、新しいことを学ぶのは非常にエキサイティング! Monster Energy YamahaのYZR-M1を走行できると思うと、今はカタールテストが待ち遠しくて仕方ありません。ソーシャルメディアを通して私のゼッケンナンバーを付けた合成写真を何度も見ましたが、実物を初めてこの目で見たときの感覚は特別なものでした。早くYZR-M1に乗りたいです!」

まとめ:ライディングスポーツ編集部

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