※この記事は「ライディングスポーツ ドットコム」で2021年2月24日に公開されたものを転載しております。
ケガにより、昨年のシーズンのほとんどを欠場したマルク・マルケスは、スペインGPの決勝で骨折した右上腕骨骨折から回復していることを説明し、復帰に向けてリハビリ治療を継続することを強調。7ヶ月ぶりにレプソルカラーのレーシングスーツに袖を通した。
「久しぶりにバイクを見て、ツナギを着たことはハッピー。昨年は誰にとっても、ケガを負って自宅からレースを観戦したボクにとっても難しい1年だったけど、回復と復帰に向けて医師団とチーム、ボク自身が協力し合った。当然、早く復帰したいが、完璧に体調が戻るまで、医師団と自分の身体に耳を傾けることが重要だ。バイクにもう一度乗ることが、ベストだと思うが、そうなることが難しい。実戦に戻るのが1戦目になるのか、2戦目になるのか、それともその先になるのか様子を見るしかない」とマルク・マルケス。
新加入のポル・エスパルガロは、KTMからの新天地のホンダに移籍。何度もタイトルを獲得したRC213Vを駆ってMotoGPクラス初優勝、初タイトル獲得をねらう。
「今シーズンの始まりは、キャリアにおいて最もエキサイティングな経験の一つ。まるでデビューシーズンや最高峰クラスの1年目を待っているようだった。レプソル・ホンダ・チームから参戦することは、全てのライダーの夢であり、本当に誇りに思う。数週間ごとに自宅に置かれたバイクを見て新たな一歩を踏み出し、今こうしてツナギを着ている。最後のステップはカタールで初めて『RC213V』を走らせること。この興奮は、さらにトレーニングを積み、チャンピオンシップに向けてベストになるためのモチベーションとなる。成功を収めるため、そして、トップを争うためにボクはレプソル・ホンダ・チームにいる。それが2021年の目標だ」とポル・エスパルガロ。