オートバイの原点であるビッグシングルを楽しんでもらおうとヤマハがSR400を世に送り出したのが1978年のこと。それから43年、ついに終焉の時を迎えようとしてる。1000台限定のリミテッドモデルと、長い歴史の最後を飾るファイナルモデルが2021年3月15日に発売された。
画像: ありがとうSR ヤマハ発動機/初期開発スタッフによる座談会動画 www.youtube.com

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初代SR400登場から43年、有終の美を飾る

今から43年前の1978年3月、オフロードモデルのXT500をベースとしながらも全く新しいストリートモデルとして発売されたのが『ヤマハスポーツSR400』。時代に合わせ幾度のモデルチェンジを経験しながらも基本的なスタイルや構造を変更することなくラインアップを継続していたが兄弟車のSR500が1999年で絶版に。

その後、厳しくなる排ガス規制によりSR400も2008年と2017年には生産中止を経験したが、その都度、ヤマハは技術でカバー、2度目の復活となった2018年に生誕40周年を迎えた。しかし、今回は生産中止ではなくファイナルモデル。SRの歴史はここで終わってしまうのだ。


SR400 ファイナルエディション リミテッド

画像: YAMAHA SR400 Final Edition Limited 総排気量:399cc エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒 シート高:790mm 車両重量:175kg 発売日:2021年3月15日(1000台限定・すでに完売と発表) メーカー希望小売価格:税込74万8000円

YAMAHA SR400 Final Edition Limited

総排気量:399cc
エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒
シート高:790mm
車両重量:175kg

発売日:2021年3月15日(1000台限定・すでに完売と発表)
メーカー希望小売価格:税込74万8000円

SR400はこれまでも節目節目で限定モデルを発売してきたが、ファイナルでも1000台限定のリミテッドモデルが登場。SRの限定モデルの代名詞とも言えるサンバースト塗装タンクに真鍮製音叉エンブレムを採用。歴代のSRファンに愛されてきたブラックに初めてサンバースト塗装を採用した、ファイナルの限定モデルに相応しい仕上げとなっている。

画像: ブラックの文字盤を採用したメーターパネルはリミテッドモデル限定の部分。ここにも”Final Edition”の文字が入る。

ブラックの文字盤を採用したメーターパネルはリミテッドモデル限定の部分。ここにも”Final Edition”の文字が入る。

画像: 車体色に合わせたツートーンの本革調シートを採用。落ち着いたカラーながら限定モデルとしての存在感をアピールする。

車体色に合わせたツートーンの本革調シートを採用。落ち着いたカラーながら限定モデルとしての存在感をアピールする。

画像: リミテッドモデルのサイドカバーにはシリアルナンバー入りの「SR Final Edition」電鋳エンブレムが取り付けられる。

リミテッドモデルのサイドカバーにはシリアルナンバー入りの「SR Final Edition」電鋳エンブレムが取り付けられる。

画像: 落ち着いた色合いのリミテッドモデルのカラーに合わせ採用されている新色アルマイトのホイールリム。

落ち着いた色合いのリミテッドモデルのカラーに合わせ採用されている新色アルマイトのホイールリム。


SR400 ファイナルエディション

画像: YAMAHA SR400 Final Edition 発売日:2021年3月15日 メーカー希望小売価格:税込60万5000円

YAMAHA SR400 Final Edition

発売日:2021年3月15日
メーカー希望小売価格:税込60万5000円

2021年3月15日から発売されるSR400のファイナルモデルには、通常モデルで2タイプのカラーが用意されている。

画像: ダークグレーメタリックN(ダークグレー)

ダークグレーメタリックN(ダークグレー)

画像: ダルパープリッシュブルーメタリックX(ブルー)

ダルパープリッシュブルーメタリックX(ブルー)

ダークグレーは、伝統を感じさせるグラフィックパターンで洗練された存在感とクールさを追求。タンクには「Final Edition」の文字が入る。

温もりを感じさせるブルーは、サイドカバーにFinal Editionグラフィックが入り、ブラウンシートを組み合わせる。

昨年のセローに続き、ロングセラーモデルのファイナルモデル登場ということで、残念な思いをしているライダーも多くいることだろう。43年ともなると、親子三世代で楽しんだ家族もいるのではないだろうか。

現在、若いライダーの多くがフルカウルスポーツに興味を持っている時代となったが、世代を超えて多くのライダーに受け継がれてきた単車らしいシンプルな「機能美」と「味」を感じさせる、キックスタートしかない不器用な乗り物の新車に触れるチャンスは、あと僅かしかない。

画像: ダークグレーは往年のグラフィックパターンタンクを採用し、「Final Edition」の文字を入れた特別版。

ダークグレーは往年のグラフィックパターンタンクを採用し、「Final Edition」の文字を入れた特別版。

画像: ブルーのファイナルモデルにはサイドカバーに「Final Edition」のグラフィックが入る。

ブルーのファイナルモデルにはサイドカバーに「Final Edition」のグラフィックが入る。

画像: ▶▶▶SR400ファイナルエディションの人気モデル投票はこちら! www.autoby.jp

▶▶▶SR400ファイナルエディションの人気モデル投票はこちら!

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画像: SR400 Final Edition Movie ヤマハ発動機公式YouTube動画 www.youtube.com

SR400 Final Edition Movie ヤマハ発動機公式YouTube動画

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ヤマハ「SR400ファイナルエディション」「SR400ファイナルエディションリミテッド」主なスペック

全長×全幅×全高2085×750×1100mm
ホイールベース1410mm
最低地上高130mm
シート高790mm
車両重量175kg
エンジン形式空冷4ストSOHC2バルブ単気筒
総排気量399cc
ボア×ストローク87.0×67.2mm
圧縮比8.5
最高出力18kW(24PS)/6500rpm
最大トルク28N・m(2.9kgf・m)/3000rpm
燃料タンク容量12L
変速機形式5速リターン
キャスター角27゜40'
トレール量111mm
タイヤサイズ(前・後)90/100-18M/C 54S・110/90-18M/C 61S(前後チューブタイプ)
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク・ドラム
メーカー希望小売価格60万5000円《リミテッドは74万8000円》(消費税10%込)

まとめ:オートバイ編集部

画像: 梅本まどかがSR400のキック始動に初挑戦! webオートバイYouTubeチャンネル www.youtube.com

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