BMW「R nineT Urban G/S」2021年モデル 車両概要
さらに高まったツーリング適性
BMWモトラッドのヘリテイジモデル「R nineT(アール・ナインティー)」シリーズがこの春モデルチェンジ。このシリーズはスタンダードなスポーツネイキッドである「R nineT」をはじめ、個性的なバリエーションモデルが揃っていたが、新型でも従来のラインナップを継続。その中でも注目度の高いモデル「R nineT Urban G/S(アーバンG/S)」も、新型となって完成度が高まった。
「R nineT Urban G/S」はその車名からも分かるように、今やアドベンチャーモデルの定番モデルとして世界中のライダーから絶大な信頼を集めているGSシリーズの元祖、1980年にデビューしたR80G/Sを想わせる個性的スタイルを、「R nineT Pure」ベースのメカニズムに組み合わせたもの。
新型「R nineT Urban G/S」でも、従来のままのクラシカルなエンデューロルックは受け継がれているが、メカニズム面では大きくアップデートされて完成度が高められた。
排気量1170ccの空油冷DOHCフラットツインエンジンは外観デザインの変更と同時に、大きく改良された新しいシリンダーヘッドを採用。最高出力は109hpと変わらないが、パワー特性を大きく改善して、これまで以上に力強い走りを実現した。
さらにストローク依存型ダンパーを採用、ハンド・ホイールでセッティングも簡単に変更できる新サスペンンションをはじめ、ダイナミック・ブレーキ・コントロールを含むABS Pro、「レイン」「ロード」「ダート」の3つのモードから選択できるライディングモードなど、より快適で安心してライディングできる最新装備も追加。
新型LEDヘッドライト、USB充電ソケットやETC 2.0車載器も標準装備。さらにオプションでクルーズコントロールなども用意され、ツーリング適性がさらに高まった。
BMW「R nineT Urban G/S」2021年モデル カラーバリエーション
カラーバリエーションは、白地にレッド・ブルー・ライトブルーのラインの入った「ライトホワイト」と、ダイナミックな印象の「Option 719 ブラック・ストーム・メタリック/レーシング・レッド」(写真はオプションのクロススポーク装着車)の、80年代的スタイルを再現した2色。
税込価格は205万4000円〜215万円。
特別仕様車 BMW「R nineT Urban G/S 40 years GS edition」
GSシリーズ誕生40周年を記念した特別仕様車「40 years GS edition」も発売される。新型「R nineT Urban G/S」をベースに、往年のR100GSに採用されていたのと同じブラック×イエローのスペシャルボディカラーを採用。
スポークホイールやハンドガード、「R nineT Scrambler」譲りの2本出しアップマフラーも装着された、よりオフロード色を強調したモデルだ。
この「40 years GS edition」の価格は231万2000円となっている。
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BMW「R nineT Urban G/S」2021年モデル 主なスペック
全長×全幅×全高 | 2175×865×1330mm |
ホイールベース | 1527mm |
シート高 | 850mm |
車両重量 | 223kg |
エンジン形式 | 空油冷4ストDOHC4バルブ水平対向2気筒 |
総排気量 | 1170cc |
ボア×ストローク | 101×73mm |
圧縮比 | 12.0 |
最高出力 | 109hp/7250rpm |
最大トルク | 116Nm/6000rpm |
燃料タンク容量 | 18L |
変速機形式 | 6速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70R19・170/60R17 |
ブレーキ形式(前・後) | φ320mmダブルディスク・φ265mmディスク |
まとめ:小松信夫