ホンダは2021年2月20日に新型車「GB350」を公開した。ホンダが「GB」の名前を冠するのは実に久々のことになるが、もともとこのGBはトラディショナルな空冷シングルスポーツに与えられた名称だった。ここではそんな「GB」の歴史を簡単に振り返ってみよう。
画像: Honda GB350 2021年2月20日に公開された国内市販予定車

Honda GB350

2021年2月20日に公開された国内市販予定車

歴代のホンダ「GB」シリーズ 注目モデル

クラシックスポーツのロングセラー

ホンダのGBシリーズは1983年のGB250からスタート。スリムな車体と空冷のDOHC単気筒エンジンはCBX250RSがベースで、クラシカルな外装とカラーリングを与えたモデルだった。スポーティで個性的なスタイルに加え、軽快で扱いやすいことが支持され、改良を重ねつつ1997年まで販売されたロングセラーだ。

1985年にはXR系ベースのエンジンで排気量アップした兄貴分・GB400/500TTも登場。ハーフカウルなどを備えた限定モデル・GB400TTマークIIも人気となった。

 

画像: 1983年 GB250 CLUBMAN サブロッカーアームの採用で半球型の燃焼室形状を達成した、独創のRFVCエンジンを搭載。シングルながらエキパイは2本出しだった。

1983年 GB250 CLUBMAN

サブロッカーアームの採用で半球型の燃焼室形状を達成した、独創のRFVCエンジンを搭載。シングルながらエキパイは2本出しだった。

画像: 1985年 GB400TT 399㏄SOHCシングルエンジンを搭載する兄貴分が登場。こちらには「ツーリストトロフィー」のペットネームが付けられた。

1985年 GB400TT

399㏄SOHCシングルエンジンを搭載する兄貴分が登場。こちらには「ツーリストトロフィー」のペットネームが付けられた。

画像: 1985年 GB400TT MKII ハーフカウルとシングルシートカウルを採用し、スポーティさを増した派生モデル。4000台が限定販売された。

1985年 GB400TT MKII

ハーフカウルとシングルシートカウルを採用し、スポーティさを増した派生モデル。4000台が限定販売された。

画像: 1987年 GB250 CLUBMAN キャブレターを38mm径のものに変更、バルブスプリングやコンロッドも変更され、ブレーキ径も拡大。マフラーも1本出しとなった。

1987年 GB250 CLUBMAN

キャブレターを38mm径のものに変更、バルブスプリングやコンロッドも変更され、ブレーキ径も拡大。マフラーも1本出しとなった。

画像: 1988年 GB250 CLUBMAN クラッチ板の材質を変更、ハンドルパイプの絞り角を手前に変更するなど、主に使い勝手の向上が図られた。

1988年 GB250 CLUBMAN

クラッチ板の材質を変更、ハンドルパイプの絞り角を手前に変更するなど、主に使い勝手の向上が図られた。

画像: 1989年 GB250 CLUBMAN タンク形状、シート、シートカウルを変更し、外観をリファイン。サブヘルメットホルダーや荷掛けフックなど、実用装備も充実した。

1989年 GB250 CLUBMAN

タンク形状、シート、シートカウルを変更し、外観をリファイン。サブヘルメットホルダーや荷掛けフックなど、実用装備も充実した。

画像: 1995年 GB250 CLUBMAN ダブルシートを採用しテールカウルを廃止、よりクラシカルなスタイルに進化した。前後フェンダーはメッキ仕上げのスチール製に。

1995年 GB250 CLUBMAN

ダブルシートを採用しテールカウルを廃止、よりクラシカルなスタイルに進化した。前後フェンダーはメッキ仕上げのスチール製に。

画像: 1996年 GB250 CLUBMAN GB250クラブマンの最終型。トラディショナルなスタイルを強調する2トーンカラーを新たに採用。基本的なメカニズムは1995年型と同様。

1996年 GB250 CLUBMAN

GB250クラブマンの最終型。トラディショナルなスタイルを強調する2トーンカラーを新たに採用。基本的なメカニズムは1995年型と同様。

まとめ:オートバイ編集部

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