タイ・ホンダの正規ディーラーである「カブハウス」のオンラインイベントで、2021年モデルのタイ向け「モンキー125」が公開された!
ただのカラーチェンジではない? エンジンに注目
この新型「モンキー125」は、基本的なスタイルはこれまでのモデルと同じものだが、カラーリングが新しい3色となっていて、一見するとカラーのみの変更のようにも思える。しかし細部を観察すると、実は搭載されている125cc空冷シングルエンジンが、従来モデルとは異なっているのが分かる。
これまで搭載されていたウェーブ125ベースのエンジンから、先ごろ日本国内向けモデルも発表された新型グロムにも搭載された新型エンジンになっている。上の新型グロムのエンジン部分と見比べれば分かるだろう。
これまでのボア52.4×ストローク57.9mmから、ボア50×ストローク63.1mmへとロングストローク化されているのをはじめ、圧縮比もアップし、低フリクション化もすすめてパワーアップされたエンジンの採用で、今までよりさらに軽快でスポーティな走りを狙っているということだろう。
エンジンが新型グロム用と全く同じものだとすれば、5速ミッションを組み合わせられることになるが、タイ・ホンダからは現時点で詳細は発表されていないので、細かな部分については不明。
しかし、この新型エンジンを搭載する「モンキー125」が、ごく近い将来に日本にも導入されることは期待できる。日本仕様に関する情報は、詳細が判明し次第webオートバイでもお知らせする。
まとめ:小松信夫