ホンダ「GB350」概要
この「GB350」は、インドで先行発表された「ハイネスCB350」をベースとした国内モデル。「日常から遠出まで~The Honda Basic Roadster」というコンセプトに従い、街乗りなどの用途での扱いやすさに加え、ツーリングなどで多くのライダーに日常から解放された「自由」な走りの楽しさをもたらすことを目指し、車体もエンジンもイチから開発されたミドルサイズのロードスター。
その特徴はやはりレトロな雰囲気のスタイリング。シンプルで存在感のある燃料タンクをはじめ、深く絞られたスチール製の前後フェンダーやサイドカバーのデザインに、上質に仕上げられたレトロなエンジンの外観などをプラス。落ち着いたトラディショナルな雰囲気とスポーティさ融合せたスタイル。ただし、灯火類は全てLED化されている。
ツインショックの採用など、オーソドックスな造りのスチール製セミダブルクレードルフレームは、縦方向、横方向のねじれ剛性に加えて、しなやかさをバランスさせた設計を採用。ライダーとの一体感を重視した自然なライディングポジション設定もあって、取り回しやすくゆったりとした乗り味を実現。
エンジンはそのコンセプトやスタイルに合わせて、レトロな外観デザインが目立つ空冷単気筒エンジンを専用に開発。排気量は348cc、ボア70×ストローク90.5mmというロングストローク設定。
これに重たいフライホイールを組み合わせ、さらに5速ミッションをワイドレシオ設定とすることで、単気筒らしい乗り味と粘り強さを感じさせるパワー特性に仕上げられている。同時に振動を抑えるバランサーや、アシストスリッパークラッチも装備。
さらにライダーをサポートする電子制御デバイス、路面状況に応じてトルクを制御する「Honda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)」も装備するなど、現代的な技術もふんだんに取り入れられている。
ホンダ「GB350」カラーバリエーション・価格・発売日
カラーリングは「GB350」が落ち着いた印象の「マットジーンズブルーメタリック」、上質さを感じさせる「キャンディークロモスフィアレッド」、力強い雰囲気の「マットパールモリオンブラック」の3色を設定。
税込価格はいずれも55万円で、発売日は2021年4月22日の予定となっている。
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ホンダ「GB350 S」概要
「GB350 S」は、「GB350」では18インチサイズだったリアホイールを17インチとしてワイドなリアタイヤも装着したのに加え、マフラーも深いバンク角を確保できる形状に変更。ポジション設定もやや前傾を強められてスポーティな走りに対応。
スタイリングもタックロールシートの装着とリアフェンダーのデザイン変更、フロントフェンダーやサイドカバーのデザイン変更やフォークブーツ装着など、モダンさを加えると共に軽快感を強調。フェンダーの樹脂化などで軽量化も図られた。
ホンダ「GB350 S」カラーバリエーション・価格・発売日
「GB350 S」は、洗練された「パールディープマッドグレー」、力強く精悍な「ガンメタルブラックメタリック」の2色。
「GB350 S」の税込価格は59万4000円、発売日は2021年7月15日の予定だ。
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ホンダ「GB350」「GB350 S」主なスペック
※《 》内はGB350 S
全長×全幅×全高 | 2180×800×1105mm《2175×800×1100mm》 |
ホイールベース | 1440mm |
最低地上高 | 166mm《168mm》 |
シート高 | 800mm |
車両重量 | 180kg《178kg》 |
エンジン形式 | 空冷4ストOHC単気筒 |
総排気量 | 348cc |
ボア×ストローク | 70×90.5mm |
圧縮比 | 9.5 |
最高出力 | 15kW(20PS)/5500rpm |
最大トルク | 29N・m(3.0kgf・m)/3000rpm |
燃料タンク容量 | 15L |
変速機形式 | 5速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 100/90-19・130/70-18《150/70R17》 |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク |
まとめ:小松信夫