カワサキ「ZRX1200DAEG ファイナルエディション」
伝説のライムグリーンを纏ったラスト・ダエグ
往年のZ1000Rローソンレプリカを想わせる独特なスタイルをモチーフに1996年末にデビューしたZRX1100。
リッターオーバーのネイキッドとしてはコンパクトな車体による扱いやすさ、ツアラーのZZR系から発展したパワフルなエンジンの組み合わせによって実現されたスポーティな走りを兼ね備え、バランスのとれたスタンダードなネイキッドとして人気を集めた。
2001年には排気量拡大とフレームを刷新したZRX1200 Rが登場。2009年にはエンジンをインジェクション化し、日本国内専用に出力特性やサスペンションなどをリファインしたZRX1200ダエグがデビュー。
すでに紹介したように7年間にわたって高い人気を誇ってきたロングセラーモデルとなった。そのダエグは2016年いっぱいで生産終了になり、「ファイナルエディション」が登場した。
まず目を引くのが、ローソンレプリカさながらのライムグリーンの特別色。サイドカバーのエンブレムやタンク上にあしらわれた記念デカールもZ1000Rテイストでまとめられていて、スペシャルなオーラを全身から放っている。
5mmダウンで足つき性も高めたスペシャルシートや、レバー類やメーターリングのブラックアウト、ヘッドカバーのリンクル塗装、フューエルインジェクションカバーのメッキ加工、ケースカバーにあしらわれたワンポイントのゴールドなど、特別なモデルらしく、所有感を大きく高めているのも特徴だ。