ヤマハ「YZF-R1」(2012・RN23N)各部装備・ディテール解説

ヘッドライトの開き角を従来より広げ、ノーズ先端を高くセットしたフロントマスク。

センターアップマフラーはライバルのCBR1000RRも2008年型から採用しておらず、既にスーパースポーツ勢ではR1は少数派だった。

トラクションコントロールの介入レベルはインストルメントパネル右側の液晶画面に表示されるバーグラフ式メーターで確認できる。TCSの介入段数はハンドル左側のアップ&ダウンボタンでチェンジすることが可能。
YCC-T制御マップ、FI 噴射マップ、点火時期マップを見直したエンジン。TCSとの相乗効果で発進特性や中低
速域でのコントロール性がアップした。
ラジアルマウント6ピストン4パッドの対向モノブロックキャリパーとΦ310mmローターの組み合わせは変更なし。
逆トラス型のスイングアームは、アーム部からエンド部外側がCFダイキャストにより一体成型されている。
YZF-R1をモチーフに裏面リブ形状を新設計して剛性バランスの最適化を図ったアルミ製トップブリッジ。
両端のポジションランプが新たにLED化され、グリル下側に導光板を新設。点灯時にはアイラインのように光る。
先代の基本デザインはそのままに、トラクションコントロールの介入度を表示するバーグラフが新たに加わった。
着座位置を変更したシート。ハンドルポジションを5mm後退し、操作性のみならず市街地での快適性を向上。
サイレンサーのテールキャップを3角形から6角形に変更。マフラーガードもコンパクトなデザインとなった。
ヤマハ「YZF-R1」(2012・RN23N)主なスペック
全長×全幅×全高 | 2070×715×1130mm |
ホイールベース | 1415mm |
シート高 | 835mm |
車両重量(装備) | 206kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 998cc |
ボア×ストローク | 78.0×52.2mm |
圧縮比 | 12.7 |
最高出力 | 182PS/12500rpm |
最大トルク | 11.8kgf・m/10000rpm |
燃料タンク容量 | 17.5L |
変速機形式 | 6速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・190/55ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |