文:中村浩史/写真:松川 忍
ドゥカティ「スクランブラーSixty2」足つき性・ライディングポジション
シート高:790mm
ライダーの身長:178cm

シート高790mmは400ccのネイキッドスタイル車としてはごく平均的。シットポイントは低くえぐられているが、クッション厚があってシート幅があるため、足がやや開いてしまうタイプだった。座り心地はかなり快適。

ドゥカティ「スクランブラーSixty2」各部装備・ディテール解説

空冷Lツインは、歴代ミドルクラスドゥカティでも最高の完成度を誇るキャラクター。低回転からトルクがあり、2000rpmあたりから振動なくスムーズにトルクを取り出せる。トップ6速で80km/hでは約4400rpmで、きれいなクルージングも楽しめる。

400、800、1100のスクランブラーシリーズで唯一、400のみ正立フォークを採用。動きが軽く作動性のいい好チョイス。ブレーキはブレンボ片押し2ピストンでも不満はなし。

ちょっとしたダートならば不安がなかったタイヤはピレリMT60RS。リアタイヤが800よりもワンサイズ細い160幅なのも軽快なハンドリングを生んで、400ccのパワーにマッチしている。

車体左にオフセットして装着されたリンクレスのシングルリアショック。調整機構はプリロードのみだが、物足りなさは感じなかった。

リム外周にLEDを備えるヘッドライトはシンプル形状。モンスターが異形ヘッドランプを採用するため、今や少数派となってしまった丸目一灯デザインにファンが多い。

このアップハンドルがスクランブラーの証。ハンドル形状はICON800とほぼ同じながらSixty2の方がシート高が低く設定されている。

ヘッドライトリム中央にイグニッションキー、そこにオフセットして装着されるシングルメーター。外周にバーグラフ式タコメーターを表示。

レイヤーやカバーなどが装着されていないシンプルな形状のスチール製燃料タンクは14L容量。今回の試乗での参考燃費は約23km/L。300kmの走行を目安に給油した。

シートストッパー形状も兼ねる前後一体のダブルシート。キーオープンで脱着可能で、シート下にはちょうどETC車載器が収納できるくらいの小物入れスペースがある。
ドゥカティ「スクランブラーSixty2」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2150×860×1165mm |
ホイールベース | 1460mm |
シート高 | 790mm (標準)770mm、810mm(オプション) |
車両重量 | 167kg |
エンジン形式 | 空冷4ストSOHC2バルブL型2気筒 |
総排気量 | 399cc |
ボア×ストローク | 72×49mm |
圧縮比 | 10.7 |
最高出力 | 30kW(40hp)/8750rpm |
最大トルク | 34N・m(3.5k・m)/8000rpm |
燃料タンク容量 | 14L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 24゜ |
トレール量 | 112mm |
タイヤサイズ(前・後) | 110/80 R18・160/60 R17 |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 92万円(消費税10%込) |
文:中村浩史/写真:松川 忍