オールカブスライドキャリアとは
まずは見てよこのハンターカブ。ものすごい積載量だけど、特に注目してほしいのは後ろの部分。
ここがオールカブスライドキャリアの勘所ですよ。
オールカブスライドキャリアは、愛知県瀬戸市にあるイトーKTが開発した、ありそうでなかったスライドして積載量を増やすキャリア。これまでスライドキャリアというと、スクーターのシートを開けるためのものとかだったんだけど、これは純粋に積載スペースが増えるのよ。本体はこんな感じ。
本体のみとか、タンデムシート同梱のフルセットとか色々あるよ。
こちらはホンダ純正シート同梱のフルセット。いずれも取付用のステーなどはそろってるので、あとは5mmのヘキサゴンレンチがあれば簡単に取り付け可能。
販売は下記サイトで。前述のイトーKT、ホンダドリーム名古屋守山の店頭でも取り扱いしてるよ。
動きとしてはこんなイメージ。スライドして伸ばした部分の耐荷重は15kgと設定されてるので、
重いものは前側。軽めのものをスライドして延長した部分にのせるのがコツ。
注意!
スライドする都合上、スライド使用時にはテールランプやウィンカーが無理なく見えるよう、ご注意下さい。
色んなカブの装着例
スーパーカブ110(JA44)に装着
純正キャリアに装着するとこんな感じ。キャリアの全長が長いので、余裕でキャリア内に収まります。伸ばしたところは撮り忘れちゃった。
クロスカブ110(JA45)に装着
装着したサイズ感はスーパーカブ110とほぼ一緒。兄弟車だもんね。
CT125(ハンターカブ)に装着
なにしろキャリアがでかいので、余裕で装着可能。伸ばしてタンデムシートをはめれば、荷物を積んだままタンデムできちゃうって寸法です。
スーパーカブ90に装着
旧カブの場合、純正キャリアがJA44などに比べて少し短いので、めいっぱい前に装着してもちょっとだけはみだす。とはいえガタついたりすることはなくガッシリ装着できる。
取り付けは実に簡単。必要なのは5mmの六角棒レンチだけ。
取付に必要なものはすべて同梱されてるので、必要なのは5mmの棒レンチだけ。車種に合わせたステーが同梱されるので、あとは工具だけでいけるよ。
ラチェットハンドル+エクステンダー+5mmソケットが便利だけど、別に何でも大丈夫。ボルト頭へのアクセスは非常に良いので、コンパクトさにはこだわらなくても大丈夫。
スーパーカブ90とかの旧いモデルはステーの向きが変わるぞ。
上の動画では、スーパーカブ110(JA44)なので、ステーを横向きに使ってるけど、スーパーカブ90とかの古いモデルの場合は長いステーを2本、縦に使うぞ。
その際に前後ともキャリアにかからないといけないので、気を付けてね。
スライドキャリアにタンデムシートや箱を装着するときの注意点。
タンデムシート装着
で、タンデムシートをつけるとこんな感じ。撮り忘れたから公式サイトの画像を借りてきました。
もう見たまんま。最大までスライドさせたらタンデムシートを固定位置に合わせて差し込む感じ。
これでしっかり装着されるけど、念のため後端部を接続することで、さらに安心感アップ。
ただ、ちょっとわかりづらいので接続ポイントを画像で説明。こういう感じね。
スライドキャリアに箱を付けたい
大型ワッシャーが同梱されてるので、あとは装着したい箱に適した長さのボルト&ナットを用意してね。そしたらあとはシンプルに取り付けるだけ。スライドするおかげで裏からもアクセスしやすいので、普通のキャリアに付けるより楽かも。
そして完成。簡単よ。
まとめ
荷物を載せたまま、タンデムも無理なくできるのは実に良い。で、個人的にはタンデムだけじゃなく、シートバッグや箱を積んだ時に背後にゆとりを作れるのが嬉しい。荷物増えた時にも便利そうだし。キャリアが伸びると可能性は無限大だぜ。
レポート:若林浩志