カワサキ「Z900RS」2022年モデルの新色(北米市場向け)
先ごろアメリカでカワサキが2022年モデルを発表。基本的にメカニズム、スペックの変更ではなく、カラーリングの変更のみとなっている。しかし、日本でも人気のZ900RS/カフェに新色が登場したのには興味を惹かれる。
2017年末にデビューしたZ900RSは、その古典的ネイキッドスタイルに合わせて、基本的にかつてのZ1を想わせるカラーリングが採用されてきた。国内モデルでいえば2019年までは1973年の初期型Z1を模した、いわゆる「火の玉」カラーで、2020年からは1974年モデルのZ1風「タイガーカラー」だった。
今回アメリカ向けに姿を現した2022年モデルのZ900RSは、正式には「キャンディートーンブルー」とされているが、そのカラー&グラフィックは1975年モデルのZ1、通称「玉虫」カラーがモチーフとなっているのは明らか。
2021年モデルではアメリカ向けも日本国内モデルと同じ「タイガーカラー」(Z900RSとしての正式名は「キャンディートーングリーン」)だったことを考えると、2022年の国内向けモデルにも「キャンディートーンブルー」=「玉虫」カラーが採用されると思われる。
カワサキ「Z900RSカフェ」2022年モデルの新色(北米市場向け)
一方、Z900RSにビキニカウルを装着したZ900RSカフェは、特定のモデルを再現したカラーではなく、70年代的なイメージのオリジナルカラーを採用してきた。
アメリカ向けの2022年モデルの新色「メタリックディアブロブラック」は、ダークなボディカラーにシンプルなグラフィック、そしてブラウンの表皮を組み合わせたシートで、シックで洗練されたイメージに仕上げられている。
まとめ:小松信夫