CT125ハンターカブのプラモが出るってことで、記事作るために色々調べてたら、どうしてもC100が作りたくなっちゃったのよ。
というわけでamazonで買っちゃった。
カブシリーズのプラモといえばやっぱりフジミ模型よね。頑張って作るよ。
ちなみに買って満足する、いわゆる積みプラの癖があるので、今回は一気に作った。
憧れのC100はこんな模型。
カブシリーズに力を入れているフジミ模型なんだけど、スーパーカブ110とかハンターカブはNEXTシリーズ。つまり塗装不要、接着剤不要で簡単高品質。
でも、C100はNEXTシリーズではないので、パーツ数も少なくお値段も控えめ。
ただ塗装が前提なので成形色はグレーのみ。正直、塗りやすくてありがたいけどね。
もちろん、フジミならではの極細スポークなどの精密な造形に抜かりなし。
模型の塗装というと敷居高そうだけど、なんせC100なんで、失敗してもそれはそれで味になるんじゃいなかーっと。
組み立てに必要なもの
ニッパー
ニッパーは特に大事。特に模型では、刃が片側だけにあるものが便利。
さらに模型に特化したニッパーとして、切刃とまな板刃の役割を分けたアルティメットニッパーなんてのもあるよ。ものすごく評判良いけど、値段は高め。あとよく売り切れる。
カッターナイフ
刃の角度が鋭角なものがオススメ。アンダーゲートの残った部分の処理や、マスキングテープをカットするのに活躍するぞ。
接着剤
模型用接着剤は、普通のものと流し込みタイプの2種類。C100は割と細かいので流し込みタイプが使いやすい。
瞬間接着剤も便利らしいよ。
あとは、上記以外に工作用マットやピンセットなんかもあると便利。
塗装に必要なもの
兎にも角にも塗料ですね。
エアブラシや缶スプレー、筆塗なんかがあるけど、今回は缶スプレーのみで行くことにします。
というか、エアブラシ持ってないのよ。
塗装するときはこういうのがあるとはかどるよ。
ネコの手持ち棒
これを立てるには専用のアイテムもあるけど、自分は百均で買ったねんどを使ってる。
マスキングテープ
サイズは色々あるけど、自分はバイクいじりに使う18mmをハサミで切って使ってる。ぶっちゃけ、使えれば何でも良いよ。
缶スプレー塗装のコツ
吹く距離とか動かし方とか、色々あるっぽいけど自分はあんまり気にしてない。特に今回はC100なので、ブツブツが出来てもそれはそれ。味ということで。自然とヤレ感が演出できてラッキー、くらいに思ってます。ただ、吹きすぎて垂れてくるとしんどいので、そこは気を付けてるかな。
詳しく解説してるサイトがあったので、きれいに塗りたい人は参考にしてね。
さっそく制作開始。
流れとしては、塗装→組付けね。精密ではあるもののパーツ数は少ないので、割と気軽に作れるよ。
そうそう、車体色は説明書に指定があるのでそれに準ずるのも良いし、自分なりに好きなように塗るのも良し。遊びだもんね。参考までに今回はこんな感じ。
今回使用した塗料
車体色/タミヤAS-19インターミディエイトブルー
レッグシールド&サイドカバー/タミヤAS-16ライトグレイ
金属部①/タミヤTS-17アルミシルバー
金属部②/タミヤTS-30シルバーリーフ
その他/つや消しブラック、ブラック、クリアレッド、クリアオレンジ
インターミディエイトブルーとか、ライトグレイは何年か前にF-2戦闘機を作ろうと思って買ってあったやつ。洋上迷彩をうまく塗る自信がなくて放置されてた。
意外と彩度低くて雰囲気良くなるんじゃないかなーっと。
ちなみにこのキット、パーツ数も少ないし難易度は決して高くないんだけど、唯一めんどくさい部分といえば車体パーツの車体・エンジン・サイドカバーの塗り分け。
今回は下記の順番でやってみた。
①全面をボディ色で塗装
②エンジン以外をマスキングしてシルバー系を塗装
③サイドカバー以外をマスキングしてサイドカバーを塗装
これが正解かはわからないけど、なんとなくは塗れた。
この塗り分けさえクリアしちゃえばあとは楽なもの。
で、ホイール塗装でちょっと実験。
下地塗装にサビっぽい色のサフを使って、その上に粗くシルバーを拭けば自動的にエイジングになるんじゃないかな。
※よく読んだらサビ色じゃなくて戦車とかのサビ止め塗装の色らしい。
どれくらい下地を露出させるべきか悩ましいので、とりあえずきっちりと上塗り。
気が向いたらヤスリでかるく触ればサビっぽくでてくるんじゃないかな。たぶん。
で、車体パーツを見直してみたマスキング不良ではみ出してた。
修正修正───。
マスキング不良でも、あんまり見えなさそうなところはほかっとこう。全体的にはそうわからんでしょ。
で、マフラーとか各部を塗装していけば、あとは組むだけ。
ちなみに説明書がめっちゃ凄い。この説明書を作るにあたって、どれくらい資料集めや取材したんだろう。頭が下がりますね。
で、さくさくっとパーツを組んでいくよ。
ヘッドライトがつくと一気にそれっぽくなるね。ヘッドライトレンズに流し込み接着剤使ったら曇った。でもまあ、これはこれでビンテージ感。カブはすべてを許容するのだ。
シートはだいぶ悩んだけど、さっきのオキサイドレッドサーフェイサーで塗りました。これ、便利ね。
そんなこんなで完成-。初回特典として情景アーティストの手による書き割りがついてたので、背景においてみた。
紙切れなんだけど、妙にリアル。情景アーティストってすごいね。
あちこちからチェック。まずは真横───。
前後───。
上からも。この細さがオールドカブの醍醐味よね。
ボトムリンクサスのアーム部分とか、各部のボルト頭とか、Fフォークの蓋とか、サイドカバーのノブとか、細かく塗り足しするところは色々あるけど、とりあえず完成。
こだわりすぎると、終わらなくなっちゃうからね。それに、細かい部分はガンダムマーカーかなんで、気が向いたときにペペッと塗れば良いし。
あとタミヤのウェザリングマスターとかで適当に汚すのも良い感じかも。ちなみにウェザリングマスターはネットだと高値安定なのでおもちゃ屋さんや模型店で探す方が良いかも。amazonだと1000円超えてたりするよ。
塗装&接着モデルとはいえ、そこまでハードなわけでもないので、ぜひ作ってみると楽しいよ!
レポート:若林浩志
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〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.86〉
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