キャンプツーリングの道具選びは奥が深い。機能が優れているだけではダメで、バイクに積むことを考えるとコンパクトでなくてはなりません。この記事では「食器」について考察していきます!
文:西野鉄兵/写真:西野鉄兵、森 浩輔

キャンプツーリング歴約18年 webオートバイ編集部西野の装備

画像1: キャンプツーリング歴約18年 webオートバイ編集部西野の装備

現在僕がキャンプツーリングで使っている食器類はこちらです。

・鍋
・カップ 3個
・フライパン
・先割れスプーン
・箸
・ターナースプーン
・キッチンバサミ

このセットは、すべて鍋の中に納まります。

画像2: キャンプツーリング歴約18年 webオートバイ編集部西野の装備

ひとつずつ紹介していきますね。面倒くさいキャンプ道具好きのうんちくにぜひお付き合いください!

画像1: 鍋

この鍋はもともとクッカーセットだったもの。メーカーは品質とお手頃価格を両立した日本のキャプテンスタッグです。かれこれ10年以上はゆうに使っているでしょう。

キャプテンスタッグから後継モデル「ラグナ ステンレスクッカーLセット」がいまでも販売されています。

画像: キャプテンスタッグ「ラグナ ステンレスクッカーLセット」 定価:税込12,100円 www.captainstag.net

キャプテンスタッグ「ラグナ ステンレスクッカーLセット」
定価:税込12,100円

www.captainstag.net

はっきり言って、キャンプツーリングの食器は、この既存のセットでなんら問題ありません。僕も買ったばっかりの頃は既存のセットで旅をしてきました。

ちなみに僕の鍋の表面が黒いのは、焚き火の煤が付着しているためです。

画像2: 鍋

汚れたら洗えばいつまでも綺麗なステンレスカラーを保てるのですが、あるときから面倒になり「外側だからまあいっか」とサボっています。

サイズは外径17cm(内径16cm)・高さ10cm・容量2L。鍋料理をする際、このサイズならソロから3人分まで対応すると思っています。

4人以上の場合は、はじめのセットに付属していた外径21cm(容量4L)の鍋も持っていきます。

画像: ▲こちらは大きい方の鍋。持ち手も頑丈。

▲こちらは大きい方の鍋。持ち手も頑丈。

フタ付きなのも地味に大きなポイント。フタがあればお湯を沸かすまでの時間を大幅に短縮でき、燃料の節約にもつながります。また、焚き火台に載せたときは灰の侵入も防げます。

カップ

画像1: カップ

カップは普段3種類持っていきます。

ひとつは食事用の大型のもの。「ロッキーカップ」というアメリカ製のステンレスカップです。

容量は1パイント(約473ml)。このカップは主に食事用として使い、鍋料理を作ったらこの中によそいで食べています。

画像2: カップ

ちなみに「ロッキーカップ」は、デッドストック品でメルカリやヤフオクなどで高騰中。中古でも15000円程度が相場の人気アイテムとなっています。僕のキャンプ道具の中で随一のお宝です。

昔はこの深型シェラカップがほかに存在しなかったため貴重でしたが、キャンプブームのいまは各社から類似品2000~3000円が出ています。ただのステンレスの器ですから、機能はどれもほぼ変わりません。

画像: ▲西野はこのロッキーカップを、フリーマーケット的な場所で格安で手に入れました。ディスカウントストアや骨とう品店などを訪れた際は、チェックしてみるといいかもしれませんね。

▲西野はこのロッキーカップを、フリーマーケット的な場所で格安で手に入れました。ディスカウントストアや骨とう品店などを訪れた際は、チェックしてみるといいかもしれませんね。

画像: ▲深底だから、ラーメンも食べやすいんです。

▲深底だから、ラーメンも食べやすいんです。

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2つ目のカップは、いわゆる通常サイズのシェラカップ。メーカーは日本が誇るスノーピーク。容量は310ml。こちらは主に飲料用として使っています。

画像3: カップ

310mlというのは、ちょうど日清のカップヌードル(通常サイズ)を作るのに必要な量。でもギリギリまで入れなくてはならないため、深型カップや鍋、ケトルがある場合はそちらを使うのがおすすめ。僕もカップラーメンを食べるときはロッキーカップでお湯を沸かしています。

310ml前後のシェラカップは各社から販売されており、価格も1000円~2000円程度。だから自分の好きなブランドを気軽に選べます(初めてのスノーピーク・グッズだったため嬉しかったなあ)。

ちなみにスノーピークは、同じ形状で軽量なチタン製のものも販売中。少し値段は上がりますがそれでも定価で税込2090円。一度買うとほとんど一生使えるものなので、こだわるのもありでしょう。

画像: ▲お湯を沸かすなら200mlまでが安心。シェラカップを選ぶ際は、目盛りが付いているものを選ぶと、調理で何かと使えると思います。

▲お湯を沸かすなら200mlまでが安心。シェラカップを選ぶ際は、目盛りが付いているものを選ぶと、調理で何かと使えると思います。


3つ目のカップは、黒いシェラカップ(これは新品状態から黒いもの)。容量は約330mlとのことですが、310mlのスノーピーク製カップとぴったりスタッキングできます。

画像4: カップ

黒いシェラカップは比較的新しいアイテムだと思います。黒のメリットは珍しくて何だかおしゃれなこと……だけではありません。

カップを焚き火台に載せたとき、煤で汚れてもその汚れが目立ちません。ずぼら人間の西野、これを発見した瞬間レジに持っていっていました。

画像5: カップ

ちなみにこのカップは金物の町、新潟県の燕三条で入手したもの。「メイド・イン・ツバメ」です。でもいまでは各社から販売されているので、ネットでも簡単に購入できますよ。

3つのカップはスタッキングが可能。シェラカップが優れているのは、ひとつでも複数でもかさばり方があまり変わらないことです。

画像6: カップ

複数のシェラカップを携行する場合、気を付けたいのは持ち手の形状。メーカーごとに形状が異なるためおさまりが悪くなる場合も。同一メーカーのもので揃えるとスタッキング性はぐっと高まります。

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