2021年6月21日に、ホンダはヨーロッパ向け「スーパーカブ125」の2022年モデルを発表した。日本市場向け新型「スーパーカブC125」ももう間もなく登場するのだろうか?

ホンダ「スーパーカブ125」(欧州仕様・2022年モデル)の特徴

画像: Honda SUPERCUB 125 欧州仕様・2022年モデル 総排気量:124cc エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒 シート高:780mm 車両重量:110kg

Honda SUPERCUB 125
欧州仕様・2022年モデル

総排気量:124cc
エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒
シート高:780mm
車両重量:110kg

新しいスマートキー、タンデムシート&ステップも標準装備

欧州でスーパーカブシリーズのトップモデル「スーパーカブ125」が発表された。日本市場における「スーパーカブC125」の新型ともいえる。すでにタイでは4月に新型モンキーと合わせて発表されており、このたび欧州市場への導入も決まったというわけだ。

画像1: ホンダ「スーパーカブ125」(欧州仕様・2022年モデル)の特徴

新型「スーパーカブ125」の注目すべきところは、新型モンキー125にも搭載されている、新型グロム系の新しいロングストローク124ccエンジンが搭載されたこと。そして新型エンジンに合わせてデザインされたエアボックス、インジェクターの位置を変更したスロットルなどによって燃焼効率を向上。最高出力7.2kW≒9.78PSと、従来モデルより0.1kWパワーアップ。

画像2: ホンダ「スーパーカブ125」(欧州仕様・2022年モデル)の特徴

伝統的なスタイルを維持するマフラーは、EURO5規制への対応のために内部構造を見直され、排ガスをクリーンにする触媒も効率の良い新しいものに変更。さらにECUも新しくされて環境性能も向上した。

画像3: ホンダ「スーパーカブ125」(欧州仕様・2022年モデル)の特徴

グロムやモンキー125では5速マニュアルだったミッションは、新型「スーパーカブ125」では自動遠心クラッチを組み合わせペダル操作だけで変速操作が可能な、スーパーカブ伝統の実用性抜群な4速ミッションに変更されている。この新しいエンジンのWMTCモードでの燃費は66.7km/L、3.7Lというタンク容量をフルに使えば250km近い航続距離が得られる。

画像4: ホンダ「スーパーカブ125」(欧州仕様・2022年モデル)の特徴

シングルチャンネルABSを組み合わせたフロントディスクブレーキなどもこれまでと変わっていない。しかしフレームは新しいエンジンに合わせて剛性バランスなどを見直されていて、さらに乗り心地を改善するために前後サスペンションのスプリングも変更。

画像5: ホンダ「スーパーカブ125」(欧州仕様・2022年モデル)の特徴

ヘッドライトをはじめ、LEDで統一された灯火類など、装備類も基本的に従来モデルのものを踏襲している。しかしスマートキーには、ボタンを押すだけでウインカーが点滅、駐車場などで車両を簡単に見つけることができる「アンサーバック」機能が加えられた。

画像6: ホンダ「スーパーカブ125」(欧州仕様・2022年モデル)の特徴

長い歴史を通じて磨き抜かれた、初代スーパーカブ・C100のオマージュともいうべきクラシカルで実用的なスタイリングも従来のC125と同じ。しかし新色のマットグレーに赤い表皮のシートを組み合わせたカラーリングで、モダンでクールな雰囲気に仕上られた。

画像7: ホンダ「スーパーカブ125」(欧州仕様・2022年モデル)の特徴

また、このモデルからタンデムシートとタンデムステップが新たに標準装備されている。

画像8: ホンダ「スーパーカブ125」(欧州仕様・2022年モデル)の特徴

この新しく進化した「スーパーカブ125」は、当然日本での発売も予想される。しかし現時点では、具体的な発売時期などは明らかではない。

画像: 【動画】New 2022 Honda Super Cub www.youtube.com

【動画】New 2022 Honda Super Cub

www.youtube.com

ホンダ「スーパーカブ125」(欧州仕様・2022年モデル)の主なスペック

全長×全幅×全高1915×720×1000mm
ホイールベース1245mm
シート高780mm
車両重量110kg
エンジン形式空冷4ストOHC2バルブ単気筒
総排気量124cc
ボア×ストローク50×63.1mm
圧縮比10.0
最高出力9.78PS/7500rpm
最大トルク10.4Nm/6250rpm
燃料タンク容量3.7L
変速機形式4速リターン
タイヤサイズ(前・後)70/90-17・80/90-17
ブレーキ形式(前・後)φ220mmディスク・φ110mmドラム

まとめ:小松信夫

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