ツーリングバッグ製品に力を注いでいるデイトナのヘンリービギンズから、またしても魅力的な製品が発売された。背負いやすく、積みやすい、どちらの用途でも使いやすさを追求した「2WAYシートバッグ」だ!
文:太田安治/写真:関野 温/モデル:平嶋夏海

ヘンリービギンズ「2WAYシートバッグ DH-751」テスト&レポート

画像: HenlyBegins 2WAYシートバッグ DH-751 メーカー希望小売価格:税込17,600円 サイズ:H170×W440×D300mm

HenlyBegins 2WAYシートバッグ DH-751

メーカー希望小売価格:税込17,600円
サイズ:H170×W440×D300mm

載せるor背負うのマルチユースバッグ

シート後部に載せて固定するシートバッグの人気が高止まりしている。ガソリンタンクの形状と素材がマグネット式タンクバッグに適さない車種が増えたことに加え、キャンプブームで容量に余裕のあるバッグの需要が高まっていることも要因だろう。一方でストリートユースでは車体に着脱する必要のないバックパックの愛用者が多い。そこで登場したのが載せても背負っても使えるバッグ。

ヘンリービギンズの2WAYシートバッグは、付属のイージーリングベルトでシートと簡単確実に固定でき、バッグ底面の差し込みテープによってスーパースポーツモデルの小ぶりなタンデムシート部に載せても前側にズレない構造が特徴。

収納されているショルダーベルトを引き出せばボックス形状のバックパックになり、ツーリング中はシートバッグ、オートバイから離れたらバックパック、というアクティブな使い分けができる。

2カ所の開口部によりバッグ内へのアクセスがスムーズで、内部に設けられた2本の連結ベルトで荷物量に関わらず荷崩れ/型崩れを起こしにくい工夫も凝らされている。

20Lと大きめの容量に加え、デッドスペースのない箱形形状だからツーリングやキャンプ道具、大画面ノートパソコンまで余裕で収まる。動画撮影道具一式を収納し、その日のうちにテントの中で編集、といったユーチューバー的用途でも役立ちそうだ。


画像: 横幅44cmで左右への張り出しは気にならない。硬めの底板とバッグ内部の連結ベルトにより、シートからはみ出す部分が垂れ下がらないように配慮されている。

横幅44cmで左右への張り出しは気にならない。硬めの底板とバッグ内部の連結ベルトにより、シートからはみ出す部分が垂れ下がらないように配慮されている。

画像: 大きな開口部を2カ所に設け、気室への素早いアクセスと荷物の出し入れしやすさを実現。蓋部分の裏側にはメッシュポケット付きで荷物の整理がしやすい。

大きな開口部を2カ所に設け、気室への素早いアクセスと荷物の出し入れしやすさを実現。蓋部分の裏側にはメッシュポケット付きで荷物の整理がしやすい。

背負えば大きめの箱形バックパックに。体に掛かる負担を減らすため、バッグ背面には腰パッド、前側にはチェストベルトが装備されている。

画像: シートバッグとしてもバックパックとしても使える優れもの|ヘンリービギンズ「2WAYシートバッグ」を使ってみた!

テスター太田安治の欲張りリクエスト

シートバッグ&バックパックとして絶妙なサイズ設定。別売の各種バッグを組み合わせれば用途に応じた拡張が可能だが、保冷構造のインナーバッグがあれば暑い時期のツーリングやキャンプで重宝しそう。

文:太田安治/写真:関野 温/モデル:平嶋夏海

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