郵政カブってあんまりモデル化されないのよ
今日ね、釣りやキャンプにお付き合いいただいてる、SKT氏とミニカーの話をしてたのよ。最近はホットウィールはアツイね、とかトミカのスーパーカブをいじりたいね、とか。
そしたらこんな話が。
そういえば、郵政MDのミニチュアが郵便局で発売してますね。
まじですか。MDといえばアニメスーパーカブでも活躍した名車にして、なかなかモデル化されないレア車じゃないですか。
なんでもTwitterに出てるというので調べてみたらこの通り。
自分の知る限りでは、MD90がモデル化されたのは、現タカラトミーによるチョロバイ、トミカ(郵便車コレクションに含まれてる)、あとはメーカー不明の消しゴムくらいだった気がする。
今回を含め、いずれも郵便局での限定販売だったと思うので、一般市場でのモデル化は無いのかも。
そもそもMD90郵政機動車とは
いわゆる郵政カブなんだけど、wikiによるとこんな感じ。
1972年8月に当時の郵政省(→総務省外局郵政事業庁→郵政公社→現・日本郵便)と共同開発した郵便事業用に特化させたバリエーションである。
MDはメイル デリバリーの略称・型式・バリエーション名であり、本田技研工業社内ではスーパーカブ デリバリー、日本郵便ではMD90 郵政機動車[62]、一般的には郵便カブもしくは郵政カブとも呼ばれる。また車体色は専用の郵政レッドである。
現状ではスーパーカブ50MD&スーパーカブ110MDにバトンタッチ。一般販売こそされてないものの、郵便屋さんの象徴的存在として、多くの人にとって印象深い車両なはず。
で、今回も郵便局限定なんだけど、実にリアルなミニチュアなのね。公式サイトを見るとこんな感じ。
フロントまわりは、郵政ならではの倒立フォーク&フロントキャリアを再現。それにともなってヘッドライト&ハンドルの形状も普通のスーパーカブとは全然違うのよ。
もちろんホイールは14インチ。あと別体ガソリンタンクが長年継続されたのも郵政ならではなのよね。
あと、忘れちゃいけない強化サイドスタンド。スーパーカブシリーズにも西本工業からパワーサイドスタンドが出てるけど、プレスカブや郵政カブのが接地面がシュッとしててカッコ良い気がするのよね(年式によって形状違うかも)。
もちろんリアの大型キャリア&旧型集配ボックスも再現度バッチリ。
パッケージ内部には情景ペーパーが用意されてて、昭和の空気感を再現。丸型ポストが良い感じ。
ナンバー部分は郵政創業150年を記念したものに。あとこれ、初めて知ったんだけど、原付二種を表す△マークの下に郵便マークあるのね。かわいい。
で、MD90を見事に再現したこのモデル。調べてみたら5年前の2016年に、「ホンダMD90郵政機動車45周年」を記念して作られたミニチュアモデル付フレーム切手セットというのがあったらしいのよ。
今回のは、そのミニチュアモデルを50周年記念で復刻したもの。
価格は税込5,000円で、販売期間は2021年9月30日まで。
購入は下記サイトのみなので、ご注意を。
おそらく今後もモデル化の機会がそんなにあるとは思えないMD90だけに、気になる方は、ぜひ。
追記。SKT氏が購入したので見せてもらった
郵政カブ届きましたよ!
あれ。若林さん買ってないんですか!?
というわけで見せてもらって撮影したよ! パッケージによるとメーカーは協商。さすがの精密さでこれは素晴らしいコレクターズアイテムですな。
見てて初めて知ったけど、郵政ってリアキャリアの形状が左右対称じゃないのね。
そのほかのディテールはこちら。
レポート:若林浩志