文:オートバイ編集部/写真:赤松 孝、南 孝幸、森 浩輔
ヤマハ「MT-07」・ホンダ「CB650R」・カワサキ「Z650」・スズキ「SV650」|スタイリングチェック
ヤマハ「MT-07 ABS」
全長×全幅×全高:2085×780×1105mm
シート高:805mm
ボディサイズはZに次いでコンパクト、車重は4台中最軽量だ。シートは形状、高さともコントロール性を重視した仕様。単眼LEDヘッドライトはインパクト十分。
ホンダ「CB650R」
全長×全幅×全高:2120×780×1075mm
シート高:810mm
ボディはやや大きめ。4気筒ゆえ車幅も広いが、前後オーバーハングを詰めていて圧迫感は感じさせない。各部の仕上げの上質さは特筆もので、さすが高級車といったところ。
カワサキ「Z650」
全長×全幅×全高:2055×765×1065mm
シート高:790mm
サイズは4車中最もコンパクトで足つきも上々。個性の強いスタイリングだが、取り回しのしやすさや扱いやすさはトップレベル。LEDヘッドライトなど装備も最新鋭。
スズキ「SV650 ABS」
全長×全幅×全高:2140×760×1090mm
シート高:785mm
4車中最も伸びやかなサイズだが、785mmというシート高のおかげで足つきは非常に良好。スタイリングはオーソドックスで、ヘッドライトは4車中唯一ハロゲンとなっている。
ヤマハ「MT-07」・ホンダ「CB650R」・カワサキ「Z650」・スズキ「SV650」|エンジンチェック
ヤマハ「MT-07 ABS」
総排気量:688cc
最高出力:54kW(73PS)/8750rpm
最大トルク:67N・m(6.8kgf・m)/6500rpm
排気量はライバルより多い688㏄。吸排気のセッティングを煮詰め、ECUも変更して低中域のレスポンスをよりリニアなものにしている。
ホンダ「CB650R」
総排気量:648cc
最高出力:70kW(95PS)/12000rpm
最大トルク:64N・m(6.5kgf・m)/8500rpm
最高出力発生回転が4車中唯一1万回転を超える4気筒エンジンは強力なパワーが魅力。スムーズな吹け上がりは上質さを感じさせる。
カワサキ「Z650」
総排気量:649cc
最高出力:50kW(68PS)/8000rpm
最大トルク:63N・m(6.4kgf・m)/6700rpm
ERシリーズから熟成を重ねてきたパラレルツインは180度クランク。ゆったり走っても、高回転まで回してもパルス感が楽しい仕上がり。
スズキ「SV650 ABS」
総排気量:645cc
最高出力:56kW(76.1PS)/8500rpm
最大トルク:64N・m(6.5kgf・m)/8100rpm
クラス唯一のVツインエンジンは、登場から20年以上進化と熟成を重ねた、円熟の域にあるユニット。パワーも76.1PSと非常にパワフルだ。