インディアン自慢の本格スポーツ・FTRシリーズが大きく進化した。好評の「ラリー」は継続だが、スタンダード、S、最上級グレードのRカーボンの3機種をラインアップ、なんと前後17インチのロードスポーツに大変身させたのだ。今回はプレミアムグレードのRカーボンに試乗するぞ。
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

インディアン「FTR R カーボン」ライディングポジション・足つき性

シート高:780mm
ライダーの身長・体重:176cm・68kg

画像1: インディアン「FTR R カーボン」ライディングポジション・足つき性

幅が若干狭くなったハンドルの威力は絶大。大柄なイメージだったポジションが非常にまとまり良くなった。少しステップが後ろ気味な気もするが、このバイクの瞬発力は猛烈だ。その踏ん張りに丁度良く効く。

画像2: インディアン「FTR R カーボン」ライディングポジション・足つき性

インディアン「FTR R カーボン」各部装備・ディテール解説

画像1: インディアン「FTR R カーボン」各部装備・ディテール解説

エンジン

水冷Vツインエンジンは気筒休止機構も新採用。ユーロ5対応に合わせてECUの設定も進化、スムーズなレスポンスを楽しめる。


画像2: インディアン「FTR R カーボン」各部装備・ディテール解説

マフラー

アクラポビッチ製の2本出しマフラーはサイレンサーをブラックアウト。別体だったテールパイプはエキパイ、触媒と一体化された。


画像3: インディアン「FTR R カーボン」各部装備・ディテール解説

フロント 足まわり

「ラリー」以外のモデルは前後を17インチ化した。オーリンズ製倒立フォークにブレンボキャリパーと、足回りを一流パーツで固める。


画像4: インディアン「FTR R カーボン」各部装備・ディテール解説

スイングアーム・テールまわり

パイプワークが美しいスイングアームと、トラス構造のナンバーステーは従来通りの装備。タイヤはメッツラーのスポルテックM9。


画像5: インディアン「FTR R カーボン」各部装備・ディテール解説

リアショック

リアショックはオーリンズ製で、ピギーバックタイプのフルアジャスタブルユニットを採用。これが走りを大きく進化させている。


画像6: インディアン「FTR R カーボン」各部装備・ディテール解説

フェイスデザイン

独特のレイアウトを持つ丸形LEDヘッドライトを採用。それを覆うライトカバーは軽量なカーボン製となっている。


画像7: インディアン「FTR R カーボン」各部装備・ディテール解説

メーター

4.3インチのタッチスクリーンを採用したメーターは2つの表示モードを採用。ライディングモードも3種類の中から選択可能。


画像8: インディアン「FTR R カーボン」各部装備・ディテール解説

燃料タンク

織目がきれいに揃った、美しい仕上がりのカーボン外装を標準装備。上面にはシリアルナンバー入りの専用オーナメントも備わる。


画像9: インディアン「FTR R カーボン」各部装備・ディテール解説

シート

シート形状は従来と同タイプだが、ステッチやワディングのパターンを一新。シートレールもシルバー仕上げとなっている。

インディアン「FTR R カーボン」主なスペック・価格

全長×全幅×全高2223×830×1295mm
ホイールベース1525mm
シート高780mm
車両重量235kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒
総排気量1203cc
ボア×ストローク102×73.7mm
圧縮比12.5
最高出力92.3kW(127.4HP)/8250rpm
最大トルク67N・m(12.23kgf・m)/5900rpm
燃料タンク容量13L
変速機形式6速リターン
キャスター角25°30′
トレール量99.9mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17 58W・180/55ZR17 73W
ブレーキ形式(前・後)Φ320mmダブルディスク・Φ260mmシングルディスク
メーカー希望小売価格248万8000円~(消費税10%込)

文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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