そこで参考になるのが日本二輪車普及安全協会が公開してる「通行規制区間情報」。今回はこいつを紹介していくぞ。
原付通行禁止や二輪通行禁止の道ってこんな感じ。
世の中には、「原付通行禁止」とか「二輪車通行禁止」の道路があるのよね。
地元にある分には、覚えとけば良いだけなんだけど、ツーリング先で知らずに遭遇すると困ってしまう。
この手の規制は、全国で約500カ所弱あるそうな。もっとも、数年前には約700カ所だったので、減少傾向ではある。
ライダーのマナー向上や社会的認知が進めば、もっともっと減っていくはず。たぶん、きっと。
で、そんな二輪車通行規制区間をまとめた情報ってないのかなと思ったら、「一般社団法人 日本二輪車普及安全協会」のウェブサイトに掲載されてたよ。
日本二輪車普及安全協会とは
前提として、日本二輪車安全普及協会の説明をば。
バイクを取り巻く環境や、安全運転、防犯、流通環境など、バイクライフやそれをとりまく社会環境の向上を目指す一般社団法人なのよ。
私たちは、ユーザーが二輪車と過ごす「バイクライフ・サイクル」のあらゆる場面で、より安全で安心、便利で快適な二輪車の環境をつくりだすために活動しています。
二輪車業界にかかわるすべての皆様との連携によって、ユーザーの期待に応える支援活動を進めます。
二輪車規制だけじゃなく全国バイクパーキング案内とか、ライディングテクニック情報、バイクの基礎知識や安全運転講習の案内などなど。
バイクライフの様々なことをサポートしてくれるコンテンツ盛りだくさんなので、ぜひチェックしてね。
webオートバイをはじめ、各媒体で大活躍してる梅本まどかさんも、日本二輪車普及安全協会アンバサダーとして活動を行なってるぞ。
二輪車通行規制区間情報の見方
で、そんな一般社団法人 日本二輪車普及安全協会が公開している二輪車通行規制区間情報。ここに原付通行禁止区間の情報も掲載されているのよ。
おっと、その前に注意事項ね。
注意
情報更新後の規制変更、工事や各種要因による状況変化の可能性があります。
下記情報は、あくまで参考としてください。
通行規制情報は年1回、各警察本部からの情報をもとに6月ごろ更新しています
新規規制や規制解除等の情報にタイムラグが発生する可能性があるので注意して下さい。
走行時には、実際の道路標識をしっかりと確認した上で、標識に指示内容に従っての走行をお願いします。
くれぐれも、通過時には実際に標識を確認することを徹底してね。
さて、本番。使い方ね。
二輪車通行規制区間情報は下のリンクバナーから。
上記ページにいくと、各都道府県がリストされてるので、狙いの都道府県を選択。
とりあえず愛知県を選んでみよう。
そうすると二輪規制道路の一覧と規制内容が表示されるぞ。
中でも、道路名にアンダーラインのあるものはさらにクリックして視点と終点を確認できる。
試しに名古屋市南区及び港区・一般国道23号線を見てみよう。
この時点で規制の始点&終点の住所、規制内容、規制時間が確認できるぞ。
二輪車通行規制区間マップにおける「原付」とは
「規制対象は原付」って書いたけど、カブには70も90も110も125もあるよね。
道路交通法と道路運送車両法で原付の定義が変わるのは、原付二種オーナーにとってはわりとメジャーな話なんだけど、ここでは下記の定義になってる。
日本二輪車普及安全協会の規制マップにおける「原付」の定義
一般社団法人 日本二輪車普及安全協会の公開する二輪車通行規制区間での「原付」とは、「道路交通法の定める原付」。
つまり排気量50cc以下。
ちなみに道路交通法での車両区分はこんな感じ。
排気量 | 0~50cc | 51-125cc | 126~250cc | 251~400cc | 401cc以上 |
車両区分 | 原付自動車 | 普通自動二輪車 | 大型自動二輪車 |
というわけで50ccまでは原付規制。51cc以上は二輪車規制が適応されるよ。
ただし、規制を行う団体や自治体によって、随時適応範囲が変わる可能性があるので、さっきも書いたけど、くれぐれも実際に現地で標識を確認して走行してね。
さて、地図に戻るよ。規制区間名をクリックするとこういう画面に遷移するよ。
こんな感じで始点と終点が地図で表示されるのね。
まとめ
注意にも書いたけど、通行規制情報は年に1回、各警察本部からの情報をもとに6月頃更新なので、新規規制や規制解除等の反映にタイムラグがあるよ。
さて。全都道府県の情報がまとまってるので、全国のライダーにとって活用できる情報なはず。
特にツーリングのルート策定時にチェックしておくと、不安も解消できるよ!
SSTRのルートチェックにもお役立ちでしたよ。感謝しかない。
レポート:若林浩志