バイクツーリングに使える、もしくは使えそうなちょっとしたテクニックや豆知識をこれから紹介していきたいと思います。第1回は、いきなり少しマニアックですが、カッパの袋を考察!
文・写真:西野鉄兵

レインスーツの袋に汎用性を持たせたい!

画像1: レインスーツの袋に汎用性を持たせたい!

一般的にレインスーツは、収納袋もセットで販売されていますよね。まれに工夫が凝らされた使いやすい袋もありますが、多くはちょうどいいサイズに作られた、ただの専用収納袋です。

私はレインスーツを新調した際、セットの袋に特徴がなければすぐに別の袋に入れ替えています。

たとえば、ジップロックなど「チャック付きポリ袋」。

画像: ▲チャック付きポリ袋。チャックが2ライン備わっているのが好き。

▲チャック付きポリ袋。チャックが2ライン備わっているのが好き。

もっとも使用頻度の高いカッパは、完全防水設計のドライバッグに入れています。

画像: ▲防水バッグのブランドとして有名な「オルトリーブ」のドライバッグ(容量7L)。このようにしっかりしたものなら、荷物が増えたときにプラスアルファのバッグとしても使えます。

▲防水バッグのブランドとして有名な「オルトリーブ」のドライバッグ(容量7L)。このようにしっかりしたものなら、荷物が増えたときにプラスアルファのバッグとしても使えます。

共通しているのは、防水性が高い袋に替えているということ。

レインスーツが濡れるのを避けるというよりは、レインスーツを着るときに防水の空間を作るのが目的です。

ツーリング中に雨が降ってきてレインスーツを着るのと同時に、ジーンズのポケットやシートバッグ内に入っている濡らしたくないものをこの中に入れます。

画像2: レインスーツの袋に汎用性を持たせたい!

シートバッグやサイドバッグが非防水タイプでも、一部に防水空間を作ることができるわけです。

画像3: レインスーツの袋に汎用性を持たせたい!

また、晴れてきてレインスーツを脱いだときも安心。防水性が高い袋なら、シートバッグの中をびちゃびちゃにせず済みます。

注意点としては、自宅でのレインスーツの保管時に、防水袋に入れっぱなしにしないこと。通気性が悪いため、レインスーツを劣化させてしまう可能性がありますからね。

収納袋を替えれば、収納サイズや形状も変えられる

袋を交換することによって生まれるメリットは、防水面以外にもあります。

設計が緻密なアウトドア系のレインスーツは、収納袋がギリギリのサイズになっていることも多く、出し入れが面倒に感じることも。逆にガサツな設計の袋だと収納サイズが無駄に大きくなってしまう場合も……。

そこで自分がぴったりと思えるものに変更し、使いやすさをアップさせる。コンパクトさを追求するなら空気抜き機能が付いている圧縮タイプの袋もいいでしょう。

あと「チャック付きポリ袋」の場合は、個人的に思う大きなメリットがもうひとつ。

それは、失くしても全然気にならないということ! レインスーツの収納袋は、けっこう失くしがちなアイテムな気がします。そもそも私が収納袋を換装し始めたのも、付属の袋を失くしてしまったのがきっかけでした。

ちなみに、役目を失ってしまった付属の袋は、私の場合、細かなキャンプ道具を収納したりなどして第二のツーリング人生を過ごしています。

文・写真:西野鉄兵

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