センターカバーはCT125整備における要注意ポイント
カビィさんでハンターカブの取材してたら、こんなことを言われたんですよ。
そういえばハンターカブってセンターカバー(※)外すときに、固定用の爪を折っちゃう事例がめちゃめちゃ多いんですよ。
これ、ハンターカブを触る人にはあるあるだと思いますよ。
※記事内ではセンターカバーと呼称していますが、正式名称はバッテリーリッド。ちなみに品番は64460-K2E-T00ZA。もしすでに折ってしまって新品探してたら、この品番で各ショップやホンダディーラーに注文してね。
最近のオートバイって爪ありますもんね。外装がぴしっとはまるのは良いけど、確かに折れるとへこみますね。
この爪ね。ぼっきり折れるらしい。
バッテリー取り出し端子はイチ推し
そこで、これ。デイトナのバッテリー充電器が凄く良いんですよ。
充電器?? 爪と関係なくないです?
バッテリーの端子を外に取り出すための端子がついてるので、これを取り付ければセンターカバーを外す必要がなくなって、ものすごく便利なんですよ。
ハンターカブに限らず、どんな車種にもマジオススメですよ。
なるほどね。そもそもセンターカバーを開けなきゃいいですもんね。
さて、取り付け。この時点で一度センターカバーを外す必要があるので、慎重にね。
爪の向きを上の画像で確認して貰って、とにかく無理な力の掛からないよう、丁寧に慎重に外して下さいね。
無事にセンターカバーが外れたら、バッテリーの端子を外して、充電器付属のハーネスを取り付けるだけ。
バッテリーの端子を外す際は、絶対にマイナスを先に外してくださいね。
コレ間違えるとめっちゃ危険ですので。
装着する際には、絶対にプラスからつけてくださいね。
コレ間違えるとめっちゃ危険ですので。
というわけで完成。ハーネスは左サイドカバーの内側を通って下に垂らしてね。
こんな感じ。
このままではぶらぶらなので、固定しますね。
こういうときは、キタコのハーネスクリップが便利なんですよ。
今回はシュノーケル下のボルトを外して共締め。
で、くるっと巻き付けて完成。
充電するときは、保護カバーを外して充電器と繋ぐだけ。便利でしょ。
複数バイク所有者には、ハーネス単品購入も
充電器には、バッテリー端子取りだしハーネスが1本付属。でもハーネスだけでも購入できるので、複数のバイクを所有する人は台数分だけハーネスを買っておいて、装着しとくと便利よ。
バイクがたくさんあると、かたっぱしからバッテリー上がっていくけど、そうした対策にも便利なはず。
ダートフリークのアイテムでも同様に使えるぞ
デイトナだけじゃなく、ダートフリークからも同様のアイテムが出てるぞ。
まずこのイージーバッテリーチャージングキット。バッテリーから専用端子を取り出すのは同様。その先には、クリップ式のチャージャーに対応出来るよう、電極を取り付けることが出来るのね。
充電器にそのまま繋げたいときは、イージーバッテリーチャージャーハーネスとタフネスチャージャーを組み合わせるのがオススメ。
タフネスチャージャーは鉛バッテリーにもリチウムイオンバッテリーにも対応した優れもの。
スーパーカブ110の取り付け例
ちょうどスーパーカブ110に取り付けた実例があったので、写真を撮っといたよ。
スーパーカブ110の場合は、左サイドカバー内部に開口して、そこから取り出すと収まりが良いですよ。
画像のようにサブコン装着した場合は、取り回しの上でも開口するのがオススメです。
以前、クロスカブにサブコンを装着した際も開口しましたね
センターパネルを戻す際に、爪折れ対策をしておこう
で、外したセンターカバーを装着する前に、今後折れないようにちょっぴり加工しておくと便利。
やることは簡単。ヤスリでほんの少し削るだけです。
それだけなんですが、整備製がものすごく高くなりますよ。
使うのは、ごく普通の平ヤスリ。
削りすぎたり、無理な力を掛けないようにね。ここで折れては元も子もないので。
というわけで完成!
比較のために削る前の画像も。
削りすぎないようにね。
追記:2022年モデルは対策済かも
記事公開後の1/20に2022年モデルが登場したんですよね。
新色のパールオーガニックグリーンが追加されて3カラーになりましたね。
で、この2022年モデル。まさにバッテリーリッドカバーが仕様変更されたらしいんですよ。
詳細動画をあげてくれたのは、カブ購入ガイドで協力いただいたナナカンパニーさん。
詳しくは動画を見てね。だいたい5分30秒くらいから解説してるぞ。
ちなみに、ナナカンパニーさんに入荷したパールオーガニックグリーンの実車で確認してるので、他の色などでどうなってるかは未確認。とりあえず、対策済バッテリーリッドになってるかどうかは開けてみないとわからないので、外すときはくれぐれも慎重に。
まとめ
というわけで、外装の爪を折ってしょんぼりするのはアレなので、こうした対策で辛い思いをする人が減れば幸い。
レポート:若林浩志