まとめ:オートバイ編集部
諸元の並び順
●エンジン形式 ●総排気量 ●最高出力 ●最大トルク ●車両重量 ●シート高 ●燃料タンク容量 ●タイヤサイズ前・後
第10位
カワサキ「Ninja ZX-6R / KRT EDITION」
プラス36ccがもたらす走りの余裕
本来はレース向けの600ccスーパースポーツだったZX-6Rだが、現行モデルは636ccに排気量アップされ、より扱いやすい特性になったエンジンを搭載。ニンジャシリーズらしいスタイリング、ABS、トラクションコントロール、パワーモードなどを得たミドルスポーツとなっている。今年はランキング圏外からクラス10位へ躍進。
第9位
スズキ「SV650 ABS」
オールラウンドに使えるVツインネイキッド
昨年の当ランキングでは、バリエーションモデルのSV650Xが10位タイでランクインしていたが、今年はスタンダードモデルであるSV650が9位になった。パワフルな650ccVツイン、その幅の狭さを活かしたスリムな車体による、軽快でスポーティにライディングを楽しめるベーシックなネイキッドとしての魅力は健在。
第8位
ホンダ「CBR650R」
貴重な4気筒フルカウルスポーツ
2021年1月にモデルチェンジを果たし、ますます魅力を増したCBR650Rが見事8位にランクイン。4気筒エンジンを搭載し、CBRの名からも、スタイリングからもスポーティなモデルであることは誰にでも分かるだろう。しかし、実際に乗ってみると扱いやすさが光り、大型バイク・ビギナーのライダーにもおすすめできる一台となっている。ちなみに基本コンポーネントを共有したネイキッドのCB650も同時に新型となった。
第7位
ホンダ「X-ADV」
大型ATアドベンチャーという独自の道を突き進む
X-ADVは、2017年に日本でも発売開始された大型アドベンチャーモデル。クラッチ操作不要のDCTエンジンを採用したATモデルとして、発表時から注目を浴びた。そして2021年にフルモデルチェンジ。この新型は現代の電子制御装備を搭載、それでいて軽量化を果たし、パワーもアップ。スタイリングもより先進的なデザインになり、独自の世界観を貫いている。
第6位
ホンダ「レブル500」
レブル人気はミドルクラスにも波及
今やベストセラーモデルとなったレブル250、今年デビューして一躍人気となった最上級モデルのレブル1100など、レブルシリーズへの注目度の高まりに合わせて、昨年は当ランキングでランク外だったミドルバージョンのレブル500も750クラスで6位に躍進した。250譲りの軽快さに、力強い2気筒エンジンというパッケージは確かに魅力的だ。
第5位
スズキ「GSX-S750 ABS」
ナナハンネイキッドならではの魅力を味わえる
GSX-SシリーズのミドルモデルのGSX-S750は昨年の当ランキングで3位だったが、今年も5位の座をキープ。GSX-R750をベースにフレキシブルにチューニングされた水冷直4エンジンを、扱いやすいサイズとポジション設定のボディに搭載、今や貴重なストリートで楽しめるバランスの良い750スポーツとして存在感を示している。
第4位
ヤマハ「テネレ700」
走破性抜群なビッグオフロード
テネレ700の魅力は、フロント21インチホイールで、ストロークの長いサスも組み合わせた車体に、MT-07系の力強く扱いやすいエンジンを搭載してハードなオフロード走行を可能としたこと。その魅力に加え、シート高をダウンして門戸を広げたテネレ700ローの存在も加わって、本格ビッグオフとして根強い支持を獲得したと言えそうだ。