近年大ヒットモデルを連発しているカテゴリーが原付二種クラス。ユニークなコンセプトのミニバイクを各社がラインアップ。選ぶ楽しみ、走る楽しみにあふれたこのクラスのランキングをチェック!
まとめ:オートバイ編集部

第1位

スズキ「GSX-R125 ABS」

画像: SUZUKI GSX-R125 ABS 総排気量:124cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 シート高:785mm 車両重量:134kg 税込価格:41万5800円

SUZUKI GSX-R125 ABS

総排気量:124cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
シート高:785mm
車両重量:134kg

税込価格:41万5800円

スポーツバイクを操る喜びを教えてくれる

華々しくデビューしたCT125・ハンターカブにポイントが集中、独走でトップに立った昨年のジャパンバイクオブザイヤー・125ccクラス。その時3位だったGSX-R125が今年は大暴れした。昨年からの勢いが続くハンターカブと五分の戦いを演じ、最終的には僅差で上回った。

これだけの人気となった原動力は、GSX-Rシリーズの一員と呼ぶにふさわしい、本格スーパースポーツらしいハイレベルなメカニズムにある。高回転域でのパンチ力が魅力のDOHCシングルをダイヤモンドフレームに搭載し、ハイスピードでなくてもスポーツバイクを操る楽しさを存分に堪能できるのが、多様化したユーザー層のハートを射抜いたのだ。

独創的なフロントマスクをはじめとした、個性を主張するスタイリングもオーナーの所有感を高めてくれる。125でも走る楽しさを満喫できる、GSX-R125に栄冠は輝いた。

画像: 国内メーカー製の原付二種で、現在は唯一のフルサイズ・フルカウルスポーツだ。

国内メーカー製の原付二種で、現在は唯一のフルサイズ・フルカウルスポーツだ。

画像: 優れた燃焼効率をパワーに換える124ccDOHC水冷シングル。効率的なボア×ストローク決定のために実験を重ね、62×41.2mmが選択されている。

優れた燃焼効率をパワーに換える124ccDOHC水冷シングル。効率的なボア×ストローク決定のために実験を重ね、62×41.2mmが選択されている。

画像: スチール製ダイヤモンドフレームは、最適なねじり剛性と軽さを兼ね備え、高い安定性と、コーナリングでの軽快な操作性を両立させる。

スチール製ダイヤモンドフレームは、最適なねじり剛性と軽さを兼ね備え、高い安定性と、コーナリングでの軽快な操作性を両立させる。

画像: フロントフォークは正立、ブレーキは2ポットキャリパー+ペタルローター。ホイールはスポーティな形状の10本スポークアルミキャスト。

フロントフォークは正立、ブレーキは2ポットキャリパー+ペタルローター。ホイールはスポーティな形状の10本スポークアルミキャスト。

画像: スイングアームはフレーム同様にスチール製で、リアサスはリンク式のモノサス。デュアルテールエンドマフラーもスポーティな雰囲気。

スイングアームはフレーム同様にスチール製で、リアサスはリンク式のモノサス。デュアルテールエンドマフラーもスポーティな雰囲気。

画像: 黒背景の反転表示を採用した多機能液晶メーター。右側には任意の回転で点灯・点滅するエンジンRPMインジケーターも装備。

黒背景の反転表示を採用した多機能液晶メーター。右側には任意の回転で点灯・点滅するエンジンRPMインジケーターも装備。

画像: シート周りもスーパースポーツ的造りでスポーツライディングに最適。シート高は785mm、スリムで軽量な車体と合わせて足着き性も良好だ。

シート周りもスーパースポーツ的造りでスポーツライディングに最適。シート高は785mm、スリムで軽量な車体と合わせて足着き性も良好だ。

主なスペック・価格

全長×全幅×全高2000×700×1070mm
ホイールベース1300mm
最低地上高160mm
シート高785mm
車両重量134kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
総排気量124cc
ボア×ストローク62.0×41.2mm
圧縮比11.0
最高出力11kW(15PS)/10000rpm
最大トルク11N・m(1.1kgf・m)/8000rpm
燃料タンク容量11L
変速機形式6速リターン
キャスター角25°30'
トレール量93.3mm
タイヤサイズ(前・後)90/80-17・130/70-17
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格41万5800円(消費税10%込)

【まとめ】

画像: 【まとめ】

多彩なジャンルが集う選びがいあるカテゴリー

2020年はCT125・ハンターカブが衝撃的なデビューを飾りそのまま爆発的にヒット、2021年もグロムがモデルチェンジを受けて5速化されるなど、ますます活況を呈している125クラス。

世界的なセールスを見込める排気量帯ということもあって、グローバルモデルを中心に、色とりどりの個性が集っている。ジャンルで見ても、スクーターはもちろんのこと、スーパースポーツ、スポーツネイキッド、レジャーバイク、トレッキングバイクなど、実に多彩なラインアップを誇る。

今年のランキングは、先に挙げたハンターカブ、新型グロム、スポーツバイクファンに根強い人気を誇るGSX-R125の3台に優勝候補が絞られる展開に。中盤からはハンターカブとGSX-Rの一騎打ちとなったのだが、最終的に僅差でGSX-Rが逆転勝利を飾ることとなった。

原付二種125ccクラスTOP10

順位メーカー車名POINT
1SUZUKIGSX-R125 ABS5924
2HondaCT125 HUNTER CUB5403
3HondaGROM2690
4HondaCB125R1519
5HondaMonkey1251432
6YAMAHANMAX ABS1041
7HondaPCX955
8HondaSuper Cub C125911
9YAMAHATRICITY125868
10HondaCROSS CUB 110738

まとめ:オートバイ編集部

※このランキングは、月刊『オートバイ』2021年10月号で発表したものになります(投票期間は2021年6月1日~8月10日・月刊『オートバイ』およびwebオートバイで募集を行いました)。

This article is a sponsored article by
''.