アイデアたっぷりの製品を次々と発表しているサンコーから、ライダー向けの新製品が登場した。このヘルメットバッグには乾燥機能が備わっている! 
文:太田安治/写真:森 浩輔/モデル:平嶋夏海

サンコー「ヘルメットリフレッシャーバッグ」|テスト&レポート

THANKO ヘルメットリフレッシャーバッグ

税込価格:7,980円

風乾燥機能付きヘルメットバッグ

レンタルバイクの普及に加え、コロナ渦によって教習用ヘルメットの貸し出しを中止している教習所が増えたことで、自分のヘルメットを持ち運べるバッグの人気が急上昇中だという。ヘルメットは直接肌に触れるものだから当然の流れだろう。

ヘルメットバッグには手提げやバックパックタイプがあるが、さまざまなアイデア商品を扱う「サンコーレアモノショップ」から登場したのは手提げと肩掛け両対応のバッグに電動ファンを内蔵した製品。内装が湿気を吸ったヘルメットをバッグに入れ、電源を繋いでファンを回せば送風によって蒸れを除去してくれる。内装が湿ったまま放置すると雑菌が繁殖して臭いの元にもなるが、このバッグを使えば手軽に雑菌の繁殖を予防できる。

USB給電仕様だから手持ちの充電アダプターが使えるし、10000mAhのモバイルバッテリーを接続すれば連続約6時間稼働するから外出先でも使える。猛暑日の走行で汗を吸ったフルフェイスで試してみたが、エアコンの効いた部屋に置けば30分ほどで、室外(気温30度・湿度70%)でも1時間後にはすっかり乾いた。ファンの送風音も控えめで、自室で使っても気にならない。

バッグ寸法が大きめなのでオフロード用ヘルメットでも楽に収まるし、グローブやレインウエアを一緒に入れて持ち運べるのも実用的だ。


画像: 室内ではUSBアダプター、外出先ならモバイルバッテリーに接続すればOK。電源スイッチや風量調整機構、タイマーなどを省いて低価格を実現した。

室内ではUSBアダプター、外出先ならモバイルバッテリーに接続すればOK。電源スイッチや風量調整機構、タイマーなどを省いて低価格を実現した。

付属のショルダーベルトは取り外し可能。長さに余裕があるので斜め掛けもできる。

画像: ヘルメットバッグに電動ファンを内蔵した一石二鳥のアイデア商品|サンコー「ヘルメットリフレッシャーバッグ」を紹介

テスター太田安治の欲張りリクエスト

持ち運びと同時に乾燥できるよう、モバイルバッテリーの収納スペースが欲しい。通常のフルフェイス/オープンフェイスのサイズに合わせた小型サイズも需要がありそう。地味なデザインにも一工夫欲しいところ。

文:太田安治/写真:森 浩輔/モデル:平嶋夏海

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