まとめ:西野鉄兵
ワークマン|フィールドコア リペアテック 洗えるフュージョンダウン シームレスミドルジャンパー
安価で長持ち、コスパ最強の新たなダウンジャケット
2020年には自宅で気軽に洗えるダウンジャケットを発売し、大きな話題となりました。新作は、さらに魅力的な機能をプラスしています。
「リペアテック」は、ワークマンが開発した新機能。生地が自己修復性を持っていて、細い針で開けたような穴なら、勝手に塞がるというもの。また、このジャンパーは縫い目をなくしたシームレス設計で、もともと羽毛が抜けにくくなっています。
簡単に洗濯できる仕様はそのままに、よりタフに長く使えるものとなりました。それでいて価格は税込2900円! バイクに乗るときはミドラーとして、降りたらアウターとして便利に使えそう。畳めばコンパクト。収納袋も付属しているから、ツーリングでは予備の防寒着としても役立つはず。
ワークマン|フレイムテック 洗えるフュージョンダウン モンスターパーカー
キャンプでありがたい! 火にも水にも強いダウンジャケット
2021-22秋冬シーズン新製品で最大のトピックスは、火に強い素材を生み出したことでしょう。それが「フレイムテック」シリーズです。
火の粉による穴あきを軽減する融熱加工機能と自慢のダウンをミックスさせたのが、この製品。しかも表面には撥水加工も施されているので、水にも強い!
ダウンジャケットは暖かいけれど、焚き火をいじるのはためらわれますよね? そんなキャンパーの悩みを解決するため開発されました。
デザインはミリタリージャケットのモンスターパーカーをモチーフに、流行りのビッグシルエットを採用。軽くゆったりした着心地なのとともに、バイクに乗る際は中に重ね着しやすいというのも魅力。フードは収納できます。
ワークマン|ウィンドコア ヒーターボアフリースベスト
普段から着られるおしゃれなフリース電熱ベスト
モバイルバッテリーによって駆動できる電熱ウエアも、ワークマンが価格革命を起こし、発売されるや大ヒットとなりました。
2021-22秋冬アイテムでも多数の製品をラインナップ。電熱ウエアは無機質なデザインの製品が多い中、普段から着られるフリースタイプとしたこの製品は人気沸騰間違いなしでしょう。電熱ヒーターは、背面の肩甲骨と腰部分に搭載されています。
ヒーターを駆動せずとも暖かく、街着としてもバイクに乗るときのミドラーとしてもぴったり。とくにベストタイプは腕の動きを制限しないため、スポーツタイプのバイクに乗っている人にもおすすめ。各ポケットにファスナーが備わっているのもありがたい!
ワークマン|ウィンドコア デュアル4ヒーター 2WAYジャケット
ワークマン製電熱ジャケットのハイエンドモデル
電熱ヒーターが両胸・肩甲骨・腰の計4カ所に配備された、ウィンドコアシリーズの最高峰モデル。
このジャケットは、ワークマンのバイク向け製品のアンバサダーを務める大屋雄一さんが開発に協力したもの。フードはロールアップでき、袖部分は収納可能で、ベストにも変身します。
ワークマン製品としては、お値段お高めに見えてしまいますが、一般的な電熱ウエアと比べると安さは歴然。ヒートパネルが背中だけでは物足りない、と思っていた方にうってつけです!
ワークマン|フィールドコア エアロポンプウォームベスト
暖かい空気の層を強制的につくる新発想
防寒のレイヤードをするうえで、「デッドエア」をなるべく多くためる、といった考え方があります。暖かい空気の層をアウターと身体の間にどれだけつくれるかがキモなわけです。
ワークマンの「エアロポンプ」シリーズは、その名のとおり、空気を一枚のウエア内にためこむ機能を搭載。キャンプ道具のインフレータブルマットのような要領ですね。空気を入れるためのポンプは付属していて、口で吹き込む必要はありません。
これをレイヤードの中間に着ることで強制的にデッドエアを生成。防風性の高いアウターなどと組み合わせなければなりませんが、冬場のレイヤリングの考え方は大きく変わりそうです。
空気の量は自在に調整できるため、使用環境や重ね着するウエアに合わせて厚みを変えられます。
ちなみにエアロポンプを採用した製品は、ブルゾンとパンツも登場。とくにパンツは、バイクに乗るときのインナーとして可能性を感じますね。私が今シーズン試してみたいと一番思ったのもこの「エアロポンプ」シリーズでした。