月刊『オートバイ』で毎年開催している「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー」。この企画は、読者のみなさまの投票によってその年の人気ナンバーワン車種を決めるというお祭りです。果たして今年もっとも人気を集めた機種は何だったのか? 排気量関係なし「総合クラス」の結果を発表します!
まとめ:オートバイ編集部

第1位

スズキ「ハヤブサ」

画像: SUZUKI Hayabusa 総排気量:1339cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:800mm 車両重量:264kg 税込価格 黒/金、白/青:215万6000円 銀/赤:216万7000円

SUZUKI Hayabusa

総排気量:1339cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:800mm
車両重量:264kg

税込価格
黒/金、白/青:215万6000円
銀/赤:216万7000円

今年の1台にふさわしい堂々のモデルチェンジ

読者投票でその年を代表するバイクを選出する人気バイクナンバー1決定戦、ジャパンバイクオブザイヤー。この総合クラスでは、読者のみなさんに1位から3位までを選出していただき、1位3ポイント、2位2ポイント、3位1ポイントを加算して獲得ポイント数を決定するシステムを採用して算出している。

今年、2位以下を大きく引き離して栄えある総合トップに輝いたのは、2021年4月に発売された新型ハヤブサ! 世界中にその名を轟かせるアルティメットスポーツの久々のモデルチェンジということもあって「今年はハヤブサの年」という意見も多かったが、その進化が誰もが認める充実ぶりだったことも大きいだろう。


ここからは、チュートリアル福田充徳さんのハヤブサ試乗レビューをお届けしよう。

画像1: 第1位

スポーツなの? ツアラーなの? いや、これがハヤブサなんだ!

実はハヤブサに乗るの、初めても同然なんです。初期モデルも2代目も、ちょっと乗せて、ってほんの数分乗せてもらったことがあるだけ。エラいもんで、その時のイメージって、ずっと残ってるんですよね。

僕のハヤブサ感って、デカい重い、トルクの化け物、っていう感じでした。引き起こしからビビりましたもん、うわ、重た!って(笑)。僕はどっちかっていうと小柄なので、軽いバイク、それもスーパースポーツが大好きなんですが、新型のハヤブサは今までの超大型ツーリングバイクって感じに、高級感がスポーティに上乗せされましたよね。オトナっぽい、かっこエエ!

画像2: 第1位

引き起こしでは相変わらずズシッと来ますが、いざ走り出すと軽々としたハンドリングなのは今まで通り。エンジン、もっとザラザラとした回り方だったイメージがあるんですが、すごくクリアにスーッと回りますね。

低回転トルクは相変わらずのオバケ。それでも今回たっぷり乗ったことで、このトルクの扱いやすさも実感しました。アクセル開度と比例しているというか、少し開けるとスッと反応、ガバッと開けるとガツンと加速するんですね。これ、初めてビッグバイクに乗る人でもおっかなくないですね。

高速道路を走ったら、まぁ予想通り! 路面にビターッと貼りつくような動き、スゴい。これ300km/hで走りたいわぁ!(笑) 日本の高速道路で100〜120km/hで走ると、他のバイクで50〜60km/hで走ってるような平和さですね。

画像3: 第1位

それでもワインディングに持ち込んだらヒラヒラ曲がるんですね。重心が低いというか、長い車体がベターッと軽くバンクしてコーナリングする感じです。限界も高そうだし、峠じゃ進化わかりません。フトコロ深いなぁ!

超快適ツーリングバイクなんだなって思ったら、ワインディングじゃ軽快な身のこなし。このフトコロの深さが人気の秘密なんだろうなぁ! 人気ナンバーワンおめでとう!

画像: 身長174cm/体重60kgで足裏べったりな足つき。ハンドルはやや遠く、上体もやや前傾するスポーツポジション。車重260kgオーバーでも、またがってその重さは感じない。

身長174cm/体重60kgで足裏べったりな足つき。ハンドルはやや遠く、上体もやや前傾するスポーツポジション。車重260kgオーバーでも、またがってその重さは感じない。

画像: ひと目見てハヤブサだとわかる独創的なデザインは継承。ヘッドライト。ラムエアダクト脇のウインカーはLED化されている。

ひと目見てハヤブサだとわかる独創的なデザインは継承。ヘッドライト。ラムエアダクト脇のウインカーはLED化されている。

画像: これまでの「伝統」に則った4眼デザインのメーター。センターのカラーTFTモニターにはS-DMSのモードや車両情報を表示する。

これまでの「伝統」に則った4眼デザインのメーター。センターのカラーTFTモニターにはS-DMSのモードや車両情報を表示する。

主なスペック・価格

全長×全幅×全高2180×735×1165mm
ホイールベース1480mm
最低地上高125mm
シート高800mm
車両重量264kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量1339cc
ボア×ストローク81.0×65.0mm
圧縮比12.5
最高出力138kW(188PS)/9700rpm
最大トルク149N・m(15.2kgf・m)/7000rpm
燃料タンク容量20L
変速機形式6速リターン
キャスター角23゜
トレール量90mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C(58W)・190/50ZR17M/C(73W)
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格
黒/金、白/青215万6000円(消費税10%込)
銀/赤216万7000円(消費税10%込)

JAPAN BIKE OF THE YEAR 2021 ランキング表

総合クラスBEST10

順位メーカー車名ポイント
1SUZUKIHayabusa39760
2KawasakiNinja ZX-25R22384
3SUZUKIGSX-R125 ABS20661
4YAMAHASR400 Final Edition19928
5HondaCT125 HUNTER CUB17520
6HondaGB35016166
7HondaRebel 110015795
8KawasakiZ900RS10691
9SUZUKIKATANA9670
10HondaRebel 2509369

まとめ:オートバイ編集部

※このランキングは、月刊『オートバイ』2021年10月号で発表したものになります(投票期間は2021年6月1日~8月10日・月刊『オートバイ』およびwebオートバイで募集を行いました)。

排気量区分別のランキング

連動企画 webオートバイの関係者&スタッフが選んだ2021年のベストバイク

This article is a sponsored article by
''.