かねてから噂のあった新型トランザルプの登場がいよいよ近づいてきているようだ。久々の復活となる新型は、なんと新設計となる755ccのパラツインを搭載しているとの情報も欧州から来ており、目が離せない展開に! 早速最新情報をお届けしよう!(CG:宮窪伸治)

アドベンチャーの先駆者的モデルの名を踏襲して登場?

近年人気のアドベンチャーツアラーは、ヤマハがテネレ700を発売するなど、ミドルクラスにも注目が集まり始めている。そんな中、2022年にはホンダからも新たな一台が加わりそうだ。

画像: CG:宮窪伸治

CG:宮窪伸治

その名もXL750Lトランザルプ。トランザルプはトランスアルプス(アルプス越え)の略で、欧州の山間部をツーリングするモデルをイメージして開発されたもの。1987年にXL600Vトランザルプが発売されたのが最初だが、欧州で噂される新型は「XL」の名も踏襲すると言われている。

画像: NC750X

NC750X

エンジンは新開発の並列2気筒を採用しているとの情報だが、同じ2気筒の750でも、NC750シリーズの前傾ユニットとは異なる、シリンダーが起きたレイアウトのパラレルツインになりそうだ。排気量は755cc、フロント21インチ、リア18インチのスポークホイールを採用しているとの噂だ。

トランザルプは初代アフリカツインの前身とも言えるモデルで、ホンダアドベンチャーツアラーの礎とも言えるバイク。その名を受け継ぐ750Lにも高い完成度が期待できそうだ。

画像: TRANSALP400V(1994)

TRANSALP400V(1994)

ちなみにこれが国内で発売されたかつてのトランザルプ、400V。国内では1987年に600が発売された後、1991年にトランザルプ400Vが発売されている。写真は1994年の最終型。エンジンはV型2気筒を採用していた。

出典:月刊オートバイ11月号

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