まだまだ残って欲しい「空冷」をキーワードに、シングルモデル、ツインモデルを集めてみました。どのモデルもエンジンに特徴がある魅力的な車両です。ただ、国産モデルは以前のように250ccモデルが増えて欲しいですよね~。
文:小松信夫
※すべてのモデルを紹介しているわけではございません。
Harley-Davidson
今年が最後となるかもしれない空冷スポーツスター
日本ではそのサイズ感やカスタムの分野で火がつき人気が高まったスポーツスター。ビッグツインは2世代エンジンが進化しているにもかかわらず、1986年から搭載されているエボリューションエンジンを変わらず採用している。
しかし、今年になって発表された新型スポーツスターSは次の世代を担うNEWエンジンのREVOLUTION MAXを搭載した水冷モデル。現行モデルも3タイプしかなくなってしまっており、ついに空冷スポーツスターの歴史は終わってしまうのか?
幅広いラインアップのソフテイル
2017年モデルから採用されている現行エンジン「ミルウォーキーエイト」になり、扱いやすく乗りやすさも向上したソフテイルシリーズ。
所謂、ハーレーのビッグツインと言われるグループだが、過去にあったダイナシリーズを統合したこともあり、このソフテイルシリーズにはモデルが充実している。ハーレーらしさをどこで感じるかは人それぞれだが、進化したハーレーを感じたいなら、ソフテイルシリーズだろう。
所有欲を満たすプレミアムな存在
大きなエンジンに大きなカウル、荷物もとにかく沢山入る。子供の頃に、近所の格好良いおじちゃんが乗っていたデカかっこいいイメージをハーレーに求めるならツーリングシリーズの面々だ。
まさにハーレー、まさに王道といった世界観が車体から溢れ出ている。搭載されるエンジンはミルウォーキーエイト114。排気量は1868ccもあるので、当然、高速走行で距離を走るには適している。まぁ、驚くほど快適だ。
BMW Motorrad
伝統と革新を持ったヘリテイジモデル
BMWのシリーズの中で伝統的なボクサーエンジン(水平対向エンジン)を搭載したモデルといえば、R nineTシリーズ。現在は、スタイリッシュな4タイプのモデルをラインアップする。
さらに2020年登場し、今年ラインアップを増やしたのがR18シリーズ。1801ccの大排気量の新型ボクサーエンジンを搭載したクルーザーシリーズだ。どちらもBMWのラインアップのなかで「Heritage(ヘリテイジ)」にグループ分けされている。