MVアグスタ「ブルターレ1000RS」の特徴
エンジンやフレームは「ブルターレ1000RR」と同じ、大きな違いはサスペンション
MVアグスタのネイキッドスポーツである「ブルターレ」シリーズの最高峰、「ブルターレ1000RR」。そのネイキッドスポーツとして傑出した性能を、より手にしやすいレベルで提供するため、2022年モデルで新たに追加されたモデルが「ブルターレ1000RS」だ。
「ブルターレ1000RS」は、最高出力208HPを発生する、ラジアルバルブヘッドを備えた998ccの水冷並列4気筒エンジンや、スチール製のトレリス部とアルミ製プレートを組み合わせたフレーム、片持ちスイングアームといった主要なコンポーネンツの多く、そして最新の電子制御デバイスなどを「ブルターレ1000RR」と共用。そのため、動力性能やハンドリングの基本的な部分は、「ブルターレ1000RR」に匹敵するものだ。
大きな違いとなっているのは主にサスペンション。「ブルターレ1000RR」の前後サスペンションは、減衰力を自動でセッティングするオーリンズ製のEC電子制御サスペンション。これに対して「ブルターレ1000RS」では、フロントの倒立フォークはマルゾッキ製。
リアサスペンションユニットはザックス製で、いずれも調整式で、電子制御ではない一般的な動作をするサスペンションだ。また、RRには装備されていたオーリンズ製の電子ステアリングダンパーも、RSでは電子制御ではないタイプのものになっている。
MVアグスタ「ブルターレ1000RS」のカラー・価格・発売時期
美しく個性的なスタイリングに関しても、基本的には「ブルターレ1000RR」に準じている。ボディカラーはマグナムシルバー×マットメタリックダークグレー、アゴレッド×マットメタリックダークグレイの2タイプ。RRとイメージは近いが、色調などが異なる。
この「ブルターレ1000RS」の税込価格は357万5000円で、発売はRRと同じく2021年12月の予定だ。
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MVアグスタ「ブルターレ1000RS」の主なスペック
全長×全幅×全高 | 2080×805×NAmm |
ホイールベース | 1415mm |
シート高 | 845mm |
車両重量 | 186kg (乾燥) |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 998cc |
ボア×ストローク | 79×50.9mm |
圧縮比 | 13.4 |
最高出力 | 208HP/13000rpm |
最大トルク | 11.9kgf・m/11000rpm |
燃料タンク容量 | 16L |
変速機形式 | 6速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・200/55ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | φ320mmダブルディスク・φ220mmディスク |
まとめ:小松信夫