② ヤマハ「テネレ700レイド プロトタイプ」を発表
ふたつめは11月23日のEICMA2021開幕に合わせて公開されたプロトタイプの情報です。
テネレ700は、アドベンチャーモデルとしてロングツーリングを得意としていながら、ビッグオフロードともいえるほどの高い走破性を兼ね備えたモデル。ヤマハヨーロッパは、そのオンオフ問わない本格アドベンチャーとしての性能をさらに高めるためのプロジェクトを開始。
テネレ700向けのレース用カスタムパーツ「GYTR」(GENUINE YAMAHA TECHNOLOGY RACING)を次々と開発。現時点で組みあがったのがEICMA2021に展示された「テネレ700レイド プロトタイプ」となります。
その装備群は圧巻の一言。23日の時点で具体的なレース参戦の表明などはなかったものの、今後テネレの実力を世に示す何かしらの動きは期待できます。また、このプロトタイプの開発で得たノウハウがどう市販車に落とし込まれるのか、という点にも注目です。
ヤマハ「テネレ700レイド プロトタイプ」の主な装備
【エンジン関連】
・アクラポビッチ製フルチタンレースエキゾースト
・GYTR ECU
・高性能エアボックスとエアフィルター
・48Tファイナルドライブスプロケット
・大型ラジエーター
・デュアル冷却ファン
・新型ウォーターポンプカバー
・新型オイルクーラー
・Rekluseヘビーデューティークラッチ
・ツーピースクラッチカバー
・新型クラッチレバー
【サスペンション関連】
・Φ48mmフロントフォーク(トラベル量270mm)
・CNCトリプルクランプ
・新型リアショック(トラベル量260mm)
・新型リアサスペンションリンケージ
【ブレーキ関連】
・Φ300mm高性能フロントブレーキディスク
・レーシングブレーキパッド
・高性能フロントブレーキマスターシリンダー
・新型フロントブレーキレバー
・Φ267mmリアブレーキディスク
・新型キャリパーマウントブラケット
・スチールメッシュブレーキホース
まとめ:西野鉄兵