ヒンクレー製造100万台目はスペシャルカラーの「タイガー900ラリーPRO」
1902年に最初のオートバイを生産したトライアンフは、現存するオートバイブランドとして最古の歴史を誇る老舗メーカー。そのトライアンフが来年の創業120周年記念の計画を発表するともに、記念すべきヒンクレー工場製の100万台目となるトライアンフを発表した。
トライアンフは長い歴史の中で1980年代に一度は企業としての活動を休止するが、1990年に新生トライアンフとして復活し、イギリス・レスターシャーにあるヒンクレー工場での生産を開始。長い歴史を背景に、伝統とモダンな技術を融合させたモデルを開発・生産し、今では再び世界中のライダーから支持されるブランドとなった。そんな新世代トライアンフ、歴史の節目となる記念すべきヒンクレー工場製の100万台目のモデルがラインオフ。
記念すべきモデルとなったアドベンチャーツアラー「タイガー900ラリーPRO」が、ヒンクレーのトライアンフ本社で「全社員が、トライアンフの歴史における重要な瞬間の達成に貢献できたことを非常に誇りに思っています」と語るニック・ブロアーCEOによってお披露目された。
この特別な1台は、100万台生産を記念するシルバーベースのワンオフ・カスタムペイントが施されている。タンク上などには「CELEBRATING ONE MILION 1990-2021」の文字が入っている。
さらにグラフィックのデザインにも100万を意味する「1M」が取り入れられている。この記念すべき「タイガー900ラリーPRO」は、イギリスで開催されているNECモーターサイクル・ライブのトライアンフブースで展示された後、トライアンフのヒンクレー本社に併設されるファクトリー・ビジター・エクスペリエンスで開催される、120周年記念展示でも公開される予定。
これを皮切りに、トライアンフは2022年の創業120周年を祝うさまざまな企画を用意。1年を通じて特別なイベントを展開。イベントの詳細は2022年を迎えるとともに発表されるという。
まとめ:小松信夫