個性的デザインのボディカラーも採用
1901年にイギリスで創業した現存最古のモーターサイクルブランドのロイヤルエンフィールドが、ミドルクラスのアドベンチャーツアラー「ヒマラヤ」をモデルチェンジ。日本でも発売することを発表した。
2016年にデビューした「ヒマラヤ」は、411cc空冷単気筒エンジンをはじめとする信頼性の高いメカニズムと、クラシカルな雰囲気を感じさせながら機能的なスタイリングを併せ持つ、個性的なアドベンチャーツアラーとして注目されてきたモデル。
今回発表された新しい「ヒマラヤ」は、その特徴であったメカニズムやスタイルは従来モデルのものを受け継いでいるが、エンジンがユーロ5規制に対応する最新仕様になったのをはじめ、オフロードモードも備える切り替え式ライディングモードも搭載。走行性能の面で大きくアップデートされた。
さらに、先ごろ日本向けにも発表された「メテオ350」など、ロイヤルエンフィールドの最新モデルにも搭載されている、バイク専用のターンバイターン式ナビゲーションシステム「Tripper」も新たに標準装備に。メーターパネルの右端に装着されている「Tripper」は、スマートフォンに専用アプリをインストール、バイクとペアリングするだけで簡単に使用することができる。
また、このモデルチェンジに合わせて、ボディカラーには新色として個性的な「ミラージュシルバー」「グラナイトブラック」「パイングリーン」が用意された。
ロイヤルエンフィールドのアジア太平洋地域責任者であるビマル・サムブリー氏は、「ヒマラヤは、このカテゴリー初となる、 非常に多機能で身近なモーターサイクルでした。⻑年、ユーザーからのフィードバックを受けながらデザインと機能性を一貫して進化させてきました。その結果、世界中 のアドベンチャー好きな方々から共感を集め、新たなバリエーションを増やすことができました。新たなヒマラヤの発売で、私たちは世界中のアドベンチャーツーリング市場をさらに活性化できると信じています」と、新型「ヒマラヤ」について語っている。
この新型「ヒマラヤ」の日本における発売スタートは2022年1月を予定。税込価格はボディカラーで異なり、「ミラージュシルバー」が70万6200円、「グラナイトブラック」と「パイングリーン」が72万9300円となっている。
ロイヤルエンフィールド「ヒマラヤ」の主なスペック
全長×全幅×全高 | 2184×838×1346mm |
ホイールベース | 1473mm |
シート高 | 800mm |
車両重量 | 199kg |
エンジン形式 | 空冷4ストOHC単気筒 |
総排気量 | 411cc |
ボア×ストローク | 78×86mm |
圧縮比 | 9.5 |
最高出力 | 24.3bhp/6500rpm |
最大トルク | 23.6ft・lbs/4000-4500rpm |
燃料タンク容量 | 15.1L |
変速機形式 | 5速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 90/90-21・120/90-17 |
ブレーキ形式(前・後) | φ300mmディスク・φ240mmディスク |
※インチ・ガロンなどの単位を編集部により換算済 |
まとめ:小松信夫