クルマの世界ではすっかりおなじみになったハイブリッドだが、二輪の世界でもハイブリッド車開発の流れが加速し始めている。2021年10月にカワサキがハイブリッドの研究用車両を初公開、そこには最新のテクノロジーが詰め込まれていた!
まとめ:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
まとめ:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
カワサキ「HEV二輪研究車」の各部をチェック

ガソリンエンジン部はDOHCの並列2気筒。おそらくはニンジャ250/400の流れを汲むものだが、細部は異なっている。

ハイブリッドらしい各種補機類はこちら側に多くレイアウトされている。エンジンの背後に見えるのがモーター。

フロントホイール側に見える大きな放熱板のついた物体がインバーター。専用バッテリーの48Vを12Vに降圧する。

中央の銀色の物体はクラッチコントロールユニット。これでギアチェンジや発進時のクラッチ操作を制御する。

エンジン背後のモーターは12V駆動。これ単体でEVとして走行できるストロングハイブリッド方式を採用している。

シートレールは頑丈な構造。タンク側にハイブリッド用48Vバッテリーを、後ろにエンジン用12Vバッテリーを搭載する。

メーターは最近のカワサキ車に採用されているカラーTFT。ハンドルのスイッチボックス類はニンジャ1000などと同様だ。

左ハンドルバーにはクラッチレバーはない。シフト操作は専用のボタンを使って、左手で操作する設定のようだ。

ギアチェンジの操作は左スイッチ部で行うので、左ステップ部にシフトペダルは付けられていない。
まとめ:オートバイ編集部/写真:南 孝幸